第六戦:剣城の策 剣城 ページ12
結界にぶつかり大きく息を吐きだしてしまう剣城。
「ハアッ…ハアッ…!くそっ!」
「どうした?そんなものか?」
ゼロの隙のない立ち回りに苦戦する剣城。
それを煽るゼロ。
「さて…」
ゼロは追撃とばかりに包丁を刺すように突き出す。
剣城はそれを防ごうと剣を構えるが−
突如としてその剣が消失した。
「なっ…!」
剣城はとっさにサイドステップで回避。
「残念。殺すつもりでいったんだけどね…でも、これでお前は武器を作り出せない…さあ、どこまで耐えられるかな!?」
ゼロは剣城に猛スピードで肉薄する。
…が、突き立てられたナイフは剣城が右手に持った布で包まれた謎の棒で防がれていた。
「…ほう…しっかり対策済みという事ね。でも生半可な武器じゃあ倒せないよ?」
「生半可じゃねえ…この武器は…!」
剣城は布を外す。
「…俺が幽香から受け取った…幽香の魂だ!」
−そう堂々とゼロに叫んだ剣城の手には、幽香の傘が握られていた。
「それは…!?風見幽香の傘!?」
「…これは予備だがな。まあ、これでお前と互角だな…ゼロ!!」
「…ほう…面白い。」
そう言ってゼロは包丁を構え再び剣城に突進する。
剣城も彼の持つ傘で応戦。激しい近接戦が始まった。
「うおおおおおおお!」
「なっ…速くなっている…!?」
「ここだ!斬撃『烈風一閃』!!!」
剣城は大きく前に踏み込みながら風の霊力を纏った傘を全力で振り抜く。
その攻撃はゼロに傷をつけ、さらに包丁をへし折った。
「…やるね…。でも…。」
ー人間なんてこの程度ー。
そして、威圧するかのように、ゼロは告げた。
「見せてあげる。"殺戮の神"の本当の力を。」
−−−−−−
剣城が使っている傘は幽香の予備です!
性能としては魔力伝導率が高いので、ビーム射撃や剣のようなエネルギーを纏うなど、
普段剣城がやっていた動きの再現ができるっていう感じです!
えーっと…そしてゼロさんの能力を勝手に解釈してしまいました…。
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フウ(プロフ) - 続編完成いたしました! (2023年4月4日 10時) (レス) id: fb8260418f (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 新章作ります…! (2023年4月4日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新しました! (2023年4月4日 0時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - 更新します! (2023年4月3日 23時) (レス) id: 3fddc0398e (このIDを非表示/違反報告)
雨咲(プロフ) - 更新しました!(可能であれば、幻想入り後の鎬と栞と会って頂きたいです!栞は未登場ですが、幻想郷ですぐに鎬と合流する想定なので栞も忘れずにお願いします!) (2023年4月3日 22時) (レス) id: f4c6e65f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ x他8人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2023年2月20日 17時