嘘 ページ5
〜夜side〜
そして、そこから少しずつアイドルになるための練習?みたいなのしてた。歌を歌ったり、ダンスをしたり。といっても、母さんのDNAが受け継がれていたからか、そこら辺は人並み以上にできた。ただ、1つだけ問題があった。問題は、ファンサの部分。俺、あんまそういうの得意じゃねぇんだよな。元から。
『なぁ、A。どうやってファンサってすんだろーな?』
「んー?色仕掛けと同じ感じじゃないの?」
それか、と彼奴は付け足す。
「愛してるって、さも思ってるように魅せて、
『嘘をつく・・・』
「そー。だってさ、
『・・・たしかに。』
こいつの言っていることは、確かに一理ある。
「まぁ私はそうしてるってだけ。」
『なるほどな・・・』
あ、でも。と、彼奴は言った。なんだろうと、聞き耳を立てる。
「・・・君はきっと、
『・・・・・・』
俺が愛される、か。如何・・・なんだろうな。と、少し嫌悪感を感じたがそれを振り切るように、彼奴の言葉を肯定するように、頷いた。
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作者名:十六夜紅葉 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年7月1日 13時