【派生作品】紺の空に夕陽輝く【えんえんえんぶきょく】

拝啓　歪な愛の形を持つ君へ【シンゾウ観覧車SS】 ページ42

最初のラルとクレハと同じ感じで書いていきます
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〜no side〜

「幻･･･ですか？」

「うん。そうらしい。だから、気をつけようね？」

「･･･わかりました。」

そして、2人で乗り込んでいく。

〜観覧車の中〜

『あ、血縁関係なの？可愛いね〜』

「･･･」

「？」

アキトは無言で俯き、アクアはキョトンとした表情をしている。そして、幻はなおも言葉を紡ぐ。

『いや、血縁関係以上だね』

『アキトはアクアに依存してる』

『自分のことを必要としてくれるから』

「えっ？」

と、声を上げたアクアは信じられない、というようにアキトを見つめる。アキトは俯いていた。

「い、依存なんか･･･してない」

と、アキトは慌てて反抗の言葉を紡ぐ。けれど、幻は懲りずに、

『アキトはアクアのことしか見てない』

『他の子達はどうなってもいいみたい』

『アキトはアクアが1番』

と、さらに言う。アクアは慌てて言葉を紡ぐ。

「違います！アキトさんは、そんな人じゃないです！優しい人です！」

『ほんとかな？』

『アキトのことなんてアクアにはわからないのに。どうしてそんなことが言えるの？』

「兄弟･･･だからです！」

『でも、アキトがアクアに依存してるのはほんとだよ』

「関係ありません！そんなこと。」

『依存はおかしいこと。アキトは異常者』

「･･･！」

その幻の言葉を聞いた瞬間、アキトから表情が抜け落ち、瞳に暗い光が宿る。けれど、アクアは反対に強く明るい光を宿した。

「そんなことないです！アキトは、僕のこといっぱい守ってくれます！たとえ歪だとしても、これがアキトさんの僕に対する愛の形です！！」

と、アクアは言い切り、アキトを抱き寄せた。

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一旦切ります！続きは次のページに書きます！

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