【派生作品】紺の空に夕陽輝く【えんえんえんぶきょく】

続き ページ35

アクア編だよ〜
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〜アクアside〜

『此処･･･怖い･･････』

泣きそうになりながら、歩いていた。そしたら、

“意気地なし”

と、声が聞こえた。僕は慌てて振り返ると、アキトさんが映っていた。鏡の中で。

『えっ、え？』

僕は一瞬フリーズ。

“アクアって案外さぁ、役立たずだよね？”

『へっ？』

“だって、気弱だし、人見知りだし。本当に僕のこと守れるの？”

『･･････っ！』

確かに、その通りだと思う。･･･僕なんて、気弱だし、人見知りだし。いつも助けてもらってばかりだし。助けてもらってる人が、守るなんて、馬鹿らしいよね。

『でも、それでもっ、僕は、僕はっ、アキトさんを守りたいんだ･･･っ！いつも、いつも、助けてくれるから。その笑顔で、僕に元気をくれるから。』

それに、鏡の中(知らない人)なのに、僕たちのことに口を出さないでほしい。そう思った。

『約束、したから！』

そうだよ、僕は、僕は、アキトさんを守るって、約束したんだ。だから、だからね。

『必ず、あの人(アキトさん)だけは守って見せる！たとえ、僕が居なくなっても。』

と、笑った。バイバイだよね、気弱な僕とは。さよならしなきゃ。

〜end〜

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