キラビリSS ページ34
まずアキトから書きます!!
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〜アキトside〜
『・・・・・・』
中を適当にほっつき歩いていた。そしたら、
“ねーねー”
と、声が聞こえた。そしたら、猫耳と尻尾が生えた僕が映っていたんだ。鏡の中に。
『君は、誰だい?』
“僕は、君。君は、僕。意味、わかるでしょ?”
『わかるけど。それがどうかしたかい?』
“僕はね、本当の君なんだよ”
『・・・・・・それが、なにかな?』
“なんで、アクアに嘘吐いたの?吐きたくなかったのに”
『・・・アクアのため』
“本当に?”
『・・・・・・っえ?』
“本当に、嘘を吐くことがアクアのためなの?”
『・・・そ・・・そうだけど。』
“違うでしょ。”
『・・・・・・』
“ただの自己満足じゃないの?”
『・・・・・・・・・・・・・・・』
“ねー、聞いてる?”
『聞いてる!!』
“嘘を吐くのがアクアのためだって、絶対に自己満足なんだよ。”
『ちがう!!』
“わかってるんでしょ?本当は。”
・・・・・・・・・わかってるよ、本当は。でも、でもね。
『わからない!』
認めたくないんだ。バカだよね。
“わかってるくせに、認めないんだ〜。”
『え?』
“そんなんだから、アクアに嫌がられるんじゃないの?いつか、嫌われて、捨てられるよ。”
『ちがっ・・・・・・!アクアは、そんなこと・・・・・・っ!』
“元々はそうだった。みんな、僕のこと嫌って、自分の良いように使うだけ使って要らなくなったら捨てるんだ。期待だけ残して。”
『・・・・・・・・・っっっ』
“だからさ、もう、期待に応えるしかないんだよ。嫌われたくないから。何がなんでも、期待に応えてアクアだけは、助けなきゃ。”
『・・・・・・・・・』
“アクアは、僕が居ないと何もできないんだから”
『ちがう。』
“嘘だぁ、そう思ってるくせに”
と、ケラケラと笑った
『ちがうから。』
とだけいって、駆け出した。
逃げる。
逃げる。
逃げる。
まるで、現実から目を背けるように。わかってるよ。無駄だって。わかっているんだ。だけど、逃げるしか“私”を保つ方法がないから。そして、外に出ると。
「早いデミ!クリアだからメダルあげるデミ!」
とだけ、言われてメダルをもらった。嬉しかった。けど、どこか、哀しかった。
〜end〜
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アキト編おしまい!次はアクア編!
続き→←リリカちゃん線画(下手ですマジで、ツインテール描いてなかったツケが回ってきました。)
3人がお気に入り
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朝宮藍良(プロフ) - こるみこさん» ありがとー! (6月29日 17時) (レス) id: 25ee4b6236 (このIDを非表示/違反報告)
こるみこ(プロフ) - ワーッッッかわいいオブかわいい愛した(すき) (6月29日 17時) (レス) @page30 id: 7ba100dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良(プロフ) - こるみこさん» そっか?? (6月27日 22時) (レス) id: 1c52772f1a (このIDを非表示/違反報告)
こるみこ(プロフ) - 朝宮藍良さん» いやもう8行で十分だよ偉すぎて偉い(???) (6月27日 22時) (レス) id: 7ba100dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良(プロフ) - こるみこさん» ありがとう? (6月27日 22時) (レス) id: 1c52772f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜紅葉 x他1人 | 作者ホームページ:http://yuuha0421
作成日時:2023年6月21日 12時