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第十七話 ページ19

『お兄ちゃんも思春期なんだねぇ。・・・・・・まぁ、治ってるみたいだし良かったんじゃないの?』

「っ、黙ってろ優羽!!」

そんな理不尽な・・・・・・。と内心思いつつ苦笑を漏らした。

『まぁいいけどね。・・・・・・にしても、さっさとやるんでしょ?調査。』

「・・・・・・」

正論で返すと兄にすごい顔で睨まれました。ひどくない?その後、話を聞きに行った。そしたら、なんともまぁ、奇襲されました。何で奇襲食らったの、意味わかんないけど。

『うへぇ、面倒臭そう』

そんなことを呟いていると、

「聞き込みなんてたりぃと思ってたんだよ。口封じに来た犯人ぶっ飛ばして、口を割らせる方がシンプルじゃねェか。下がってろ、俺がボコってやる」

「はあ………。子供だ。」

「増援部隊かと思ったら子供が二人とは。ポートマフィアは人手不足なのか?其れとも、あの蘭堂という男に人望が無いだけか。」

「蘭堂?」

「僕達がこれから話を聞きに行く相手だ。君を異能力で拘束してた人だよ。」

「彼奴か。おいおっさん!お互い時間を節約しようぜ。先ずアンタが打つ。俺が反撃に、アンタを隣町までぶっ飛ばす。ついでに残った襲撃者も全員俺がぶっ飛ばす。それでお開きだ。」

「はぁ?」

「あーあ。騙して情報を聞き出せば良いのに。貴方、GSSの戦術班だね?」

なんかさ、段々お兄ちゃんの短気なところが目立ってきた気がするんだけど。

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作者名:十六夜紅葉×山吹 x他2人 | 作者ホームページ:http://yuuha0421  
作成日時:2023年6月15日 20時

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