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第十九話 ページ21
そっか、もう、オレが光に染まれば、きっと、表立って会えなくなる。･･･だけど、けど、オレの唯一の
『例え、オレが完全に光に染まれて光に行ったとしても、れんと親友という事実は変わらないからね･･････？』
と、云うと、蓮の瞳から涙が溢れた。
「ッ･･････嬉しい･･･！
ありがとう、俺も翼と親友でいれて善かった。」
そして、笑い合った。そのあと少し、
談笑をしていた。
そして、最後の方に、蓮が、
「もし探偵社に何かあったら、敵対関係としてのマフィアとしての浅霧蓮として表立っては出来ないけど、親友で相棒の俺なら手伝うよ。」
と、云った。嬉しかった。だって、
まだ、まだオレなんかの、
居てくれるんだって。そう思ったオレも、泣きそうになりながら、笑顔を見せた。
『心強いね！』
って云って。そして、今日は帰ることになった。「『またね』」って、云っただけど、“またね”なんて果たされないのではないか。そう思う。だって、だって、オレの兄ちゃんは･･････
いや、考えるのは止そう。縁起でもない。
『･･･よし、帰ろう』
大丈夫だと云い聞かせて。
もし、もしもさ、
オレの願いが叶うなら、穏やかで平和な日々になりますように。
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