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3日目 ページ5
そして、その後の帰り道。私は、中也さんと帰り道が違うため1人で歩いていた。そしたら、男の人が見えた。
『！』
思わず足が止まる。彼は、私の幼馴染の茅野優生だった。
『優生･･･？』
「あ、A。探したよ。」
『ごめん』
そして、私の元カレだった。･･･半年前に別れたんだ。私のことを振ったから。
「ねぇ、A？今日は何処行ってたの？」
『遊園地。』
「誰と？」
『友達』
「男？」
『どちらでも貴方には関係ないこと』
「いいから答えて」
『･･･男』
「ふーん、虫が寄ってきたんだぁ」
そう、この人は独占欲が強い。しかも、元なのにこの始末だ。意味が判らない。如何してだろうか。
『もういい？』
「そいつの名前は？」
『･･･教える義理は？』
「じゃなくちゃ･･･ね。」
そう云った彼に恐怖を感じる。けど、
『･･･云わない』
「そっかぁ、そこまでAは愚かなんだね」
そして、優生が、持っていたナイフをこちらに向ける。その瞬間、私は逃げ出した。
だけど、
「駄目だよ？捕まえた。」
そして、次の瞬間に意識は暗転する。
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作者名：朝宮藍良 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2023年9月5日 17時
