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第五話 ページ7

「あ、あの、Aさん」

って、声をかけられて、慌てて顔を上げる。

『如何したの?』

「あ、えっと・・・・・・」

言葉に詰まっている乙骨くんを見て、ふと、敦くんに重なった。

『君は、人を救う側に向いているようだね』

「え?」

『いや、君は優しいなぁって。・・・私からしたら眩しいよ。』

「あ、あの、Aさんは、充分優しいと思います」

『え?』

「だって、僕に話しかけてくれました。それは、僕にとって嬉しいことなんです。」

そう云って笑った乙骨くんを見て、敦くんに如何しても重ねてしまった。

『まぁ、早く覚悟を決めた方がいいよ、乙骨くん』

「え?」

『じゃあね』

そして、乙骨くんのところから離れる。そしたら、真希ちゃんを見つけました。

『あ、真希ちゃん』

「!?・・・な、なぁんだ、アヤさんか・・・」

『私で悪かったですね』

「いや、別にそうとは・・・」

『ふふっ、嘘だよ。』

「は?」

『・・・ごめんって真希ちゃん』

「あんたって人はへんなところバカ目隠しに似てるよな・・・」

バカ目隠し・・・?・・・あー、お兄ちゃんのことかな?

『別に似てるつもりはないのだけれど・・・』

これは前世からの性格だと思うし。

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朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - 愛河哀華さん» コメントありがとうございます!そうですね、もう少しで出しますよ!更新ゆっくりですが気長にお待ちください! (10月14日 19時) (レス) id: 7467c4d258 (このIDを非表示/違反報告)
愛河哀華 - うわぁぁ、続き気になる。めっちゃ気になるし、織田作さん、早く出てきてほしいなぁ。更新頑張ってください! (10月14日 19時) (レス) @page15 id: 32c6fabc5c (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - オタクさん» わ、コメントありがとうございます!更新ゆっくりですが気長に待っててくださいね! (9月21日 13時) (レス) id: ac58c9f4f6 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - わーーーー好きだぁぁぁぁ (9月21日 12時) (レス) @page7 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朝宮藍良 | 作者ホームページ:http://yuuha0421  
作成日時:2023年9月2日 14時

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