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暑い日の夕暮れには。(黎白、彩夏) ページ1
＊悪役らしき者が出てきます。
彩夏side
「ねぇねぇ！人間界では、争い?って言うのが絶えないらしいよ〜！」
黎白さんにおつかいを頼まれたけど、鍋の付喪神に出逢っちゃったなぁ…
鏡堂でこんぺいとうを買うつもりだったんだけれど…
『あらそい？あっ！黎白には聞いたことがあるよ！剣とか武器を持って、土地を巡ってたたかうって！』
黎白には聞いたことがあるけれど、食べ物を狙ってあらそい？をするみたい！
食べ物…食べ物…お菓子……お腹すいたなぁ…
ところで、この鍋の付喪神には美味しいこんぺいとうがある所を紹介してくれるって話だったのに…
なんだかだんだん神様が見当たらない日陰になって来たなぁ。
だけど！美味しいこんぺいとうがあるから、目立ちにくい所にあるんだね！
「さぁてさて、着いたわよ！黎白様に可愛がられているから、二個追加してあげちゃう！」
『良いの？やったぁ！こんぺいとうは、五個買うつもりだから…七個だ！』
こんぺいとうはね。白いのが一番美味しいの！
ずっと口の中で舐めていられるの！
白いのが入っていると良いなぁ！
「どうぞ！だけど、食べ過ぎはいけないからね！そうするとお腹が膨れあがっちゃうからね！」
『うん！わかった！食べ過ぎないよう注意する！」
透明のガラスの瓶を渡される。
白いこんぺいとうは…
いち、に、さん…四つだ！
「せっかくだし、此処で食べてもいいわよ!二人の秘密よ！」
だけど、此処で食べたら黎白に怒られちゃう…
だけど、少しだけならバレないもんね…
『いただきまーす！』
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作者名：夕光小夏 | 作成日時：2020年8月6日 22時
