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「やっと来ましたね。どうぞ入ってください。」

襖の向こうでしのぶさんの声が聞こえたので、静かに開けて冨岡さんにどうぞと会釈する。
冨岡さんが部屋に入ったのを確認して自分も入りしっかり襖を閉める。

前世でこういう立ち振る舞い習っておいて良かったー....すごい助かってるんだけど教えの先生に背中を何度も叩かれて直されたのを思い出すとどうしても好きになれない...


「さて、これで全員揃いましたね。」


あ、いけないいけない話に集中しなきゃ。
改めて部屋の中を見渡すとなんだか物凄く独特というか個性的な人達がこちらを見ていた。


確かこの人達全員柱なんだっけ...?


え怖い怖いなになに私何かしましたか皆さん...??
粗相とかしちゃいました?
それとも前世の知識の中に無い常識が...


「おいおい、此奴は本当に声が出ねぇのか?」


1番に声を出したのは....すごいキラッキラな装飾つけてる人...誰...((


「俺は祭りの神、元忍の音柱、宇髄天元様だ。お前地味に声が出ねぇんだってなぁ、名前はなんつぅんだ?」


え..この人痛いひと...?
自分の事こんなにはっきり神って言ってる人初めて見た...
てか待ってデカくない?!
身長どんだけあるんだ...


「おい宇髄!その子は何か怖がっているように見える!少し離れないか!!」


今度はどデカいお声が...

声の方に目を向けると、すっごい眼力でこっちをみてくる炎を連想させる羽織を着た人が居た。

今度はなんですかぁ...


「む、名乗るのを忘れてしまった!よもや!!俺は炎柱の煉獄杏寿郎だ!」


相変わらずどデカいお声で話す煉獄...さん?てか眼力!眼力すごい、視線刺さってる。


とりあえず急いで紙に筆を走らせる


『初めまして、Aと申します。性は有りません。よろしくお願いします』


皆に見えるように見せる。そこから口を開いたのは、可愛い髪色をしたなんだか露出が多い女性だった。


「Aちゃんって言うのね!きゃー!可愛いわ!お名前も可愛いけれど、Aちゃん自身もとっても可愛い!キュンキュンしちゃう!」


可愛いを連呼している...そんな貴女が可愛いですわ...てか服!見える!見えちゃう!何をとは言わないが見えてしまう!


私は紙切れに一言書いてから、立ち上がってそに人の元へ行って自分の羽織を羽織らせた。
多少大きいから前まで隠せるだろう。
その後紙切れを渡すと、一気に頬が赤くなってお礼を言われた。ついでに名前も。


−−−
も、じ、す、う✋(◉ ω ◉`)

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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月14日 17時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優。 | 作成日時:2019年10月14日 17時

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