トリップしたら互いに勘違いを起こしました。【我妻善逸】 (ページ7)

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そこからはトントン拍子で進んでいった。
善逸さんに連れられて部屋出たらなんか喋る鴉居るし。
え？鴉って喋んの？
いやこの世界だからなのか...?
すっごく恐る恐る頭を撫でると擦り寄ってきたので、可愛い部類入りですね。
その鴉にしのぶさんは何か色々話してどこかへ飛ばした。

「数日後には皆さん集まってくれるでしょう！」

なんの話だろうか。
さっき言ってた柱って人たちのことですか？
そもそも柱ってなんですか？！

「柱って言うのは、鬼殺隊の中でも最も階級の高い人の事を言うんだ。」

部屋に戻ると善逸さんが紙に図を書きながら説明してくれた
鬼殺隊には階級というものがあるらしく、鬼の討伐数や結果によってだんだん上がっていくらしく、
全部で十ある階級の頂点が柱らしい。

ちなみに善逸さんはなんの階級なんですか？

と聞いたら、

「俺？一応柱だよ。中でも弱っちいけど。」

と言った。
善逸さん柱だったの？！
つまり1番偉いってことか...?

「あぁ、しのぶさんも柱なんだよ！凄いよね、あんな可愛い女性が柱だなんて」

笑いながら善逸さんは言う。
貴女だって綺麗で女性なのに強いでしょうに。
っていうか私鬼殺隊の偉い人と急に関わりすぎてない？大丈夫？？

「分からないことはちゃんと教えてあげるから。ゆっくりここに慣れていけば良いよ。」

....善逸さんめっちゃいい人...
絶対モテますよねこれ...いや私が男だったら惚れてた。

「何か質問とかある？」

そう問われて私は1番気になっていたことを聞いた。

『私はこれからどうすればいいんでしょうか？引き取ると言われましたが、具体的には...』

筆を止めてちらりと善逸さんを見やる。
まさか私も鬼殺隊入れとか言いませんよね？？
そしたら絶対と言っていい程すぐ死んじゃいますけど私。

「あぁ、その事だけど、Aちゃんには俺の屋敷に住みながら、この蝶屋敷のお手伝いとして働くのはどうだろう？」

良かった！鬼殺隊じゃない！

一旦ほっとしたが、つまりはどういうことだろうかと考える。

「詳しく言うと、Aちゃんが住む場所は俺の屋敷。そして働くのがこの蝶屋敷。今この屋敷は人手が足りないらしくてね、君が良ければなんだけど手伝ってくれないかってさっきしのぶさんに言われたんだ。勿論仕事は覚えながらでいいし、週に2、3回で構わないらしいけど...どうかな？」

.....え？？とんでもなくホワイトな仕事じゃないっすか善逸さん？

これはもはや最高の仕事なのでは？