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彼女は甘露寺蜜璃さんと言うらしい。
可愛いの化身じゃないでしょうか...。
えっていうかこんな可愛らしい女性でも柱なんですよね...なんか怖い...
「皆さん落ち着いてください。興味津々なのは分かりますが、相手はまだ小さい子供ですよ?」
一言そう告げたのは女神のような微笑みを浮かべて喋る胡蝶さんだった。
「.....胡蝶も(18にしては)小さい(方ではないか)。」
と、無言だった冨岡さんが口を開いた。
恐らく口下手なんでしょうね...なんか副音声で聞こえたし..
「....だから嫌われるんですよ?冨岡さん。」
胡蝶さん怖い....そんな綺麗な笑顔で握りこぶし作らないでください...
『そんなに怒らないで下さい。貴女の綺麗な笑顔が台無しです。』
胡蝶さんの傍に行き紙を見せると、驚いた顔をしてすぐに笑ってくれた。
「ありがとうございますAさん。」
と言って頭を撫でてくれる。
あ、この人頭撫でるの上手いわ...
撫でられるの気持ちいいわ...
へにゃりと頬を緩めてしまうのが自分でも分かる。
......お姉ちゃんとかがいたらこんな感じだったのかなぁ
そのあと耐えかねたような善逸さんが割って入って半ば無理矢理私を膝の上に乗せたのは不可抗力だと思いたい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
善逸さんの膝の上で、柱の方々の自己紹介を受けた。
みんな名前むずかちい.....((
紙に書いて整理する。
まず鳴柱の我妻善逸さん、
水柱の冨岡義勇さん、
蟲柱の胡蝶しのぶさん、
炎柱の煉獄杏寿郎さん、
音柱の宇髄天元さん、
恋柱の甘露寺蜜璃さん、
蛇柱の伊黒小芭内さん、
風柱の不死川実弥さん、
岩柱の悲鳴嶼行冥さん。
何度も漢字の間違いを指摘されながらやっと書き上げた。
それを見ながら心の中で復唱する。
これ初見じゃ読めないなぁ多分...
その後は皆さんそれぞれ任務があるとかで屋敷を去っていった。
柱だと一般隊士より任務量が多いらしく、多忙な毎日を送っているという。
『善逸さんは行かなくて良いのですか?』
「え、なにいって欲しいの?」
『いえそういうことでは...』
「大丈夫だよ、お館様に許可は貰っているし、Aちゃんが心配だしね。」
....この人はどこまで優しいんだろうか....
感謝してもしきれないんだが....
ほんと善逸さん女神だ....神々しい.....
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かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月14日 17時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優。 | 作成日時:2019年10月14日 17時