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まてまて落ち着け、相手は一人、全く問題はない

初めて自分の予想が外れて動揺しているだけだ

術師なんて一級ですら何度も殺してきた





“違和感”





『(落ち着け...!)』


術師の女が口を開けた


「人?聞いていた話と違うね。」



『...そう。運が悪かったね。あなたはここで死ぬ』



「君、まだ子供じゃないか...。不運なのは君の方だよ」


小さな子供を憐れむかのように言うが


言葉とは裏腹にニヒルな笑みを見せた


『(コイツ...!)』


仕事に感情を持ち込まない

それは怒りも同様


だけどこの時は出来なかった




『...天使。 短刀 』




あらかじめストックしておいた自らの血の少量を短刀に変換する

もちろんこの短刀は呪具だ





久しぶりに殺意が湧いた

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作者名: | 作成日時:2023年1月24日 19時

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