末っ子彼氏に 兄6人 5

実行委員 ページ8

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忠義 side


「えーーー？たぁくん、実行委員になったの？？？」


夏休み明け早々のホームルームできめた『文化祭実行委員』


田口「そうなんだよ、まさか忠義が立候補するなんてさ。ほんとお前どうしちゃったの？」


いや、やってさ…


櫻井「実行委員やる人、誰かいない？」


なかなか決まらず、先生も困っとって

けど、いやぁ、みんな やらんやろ、めんどいし、
みんなも部活も忙しいし


なんて、肘ついて、窓の外見とったら


「なら、私やります」 聞き覚えのある声


え？


櫻井「ほんと？河合さん、お願いできる？」


いやいや、ほんまに受けるん？
河合さんやって、文化祭で作品出す言うてたやん。
忙しいんやないん？

ほんま河合さん真面目…
や、ないんかな？翔くんセンセ 困ってるから助けたいん かな？


そんなん思ってたら、なんや、俺は、河合さん助けてやりたなって …


「え？忠義？」


「俺、やってもええよ」


思いの外、簡単に立候補して しもうてた。


いつにない俺の行動に


櫻井「え？？ 本当やってくれんの？」


先生も戸惑どっとった。


「おん。俺じゃアカン？でも翔くんセンセも、決まらんと困るやろ？」


櫻井「全然いいし、むしろ助かるよ。ありがとう！
じゃ、二人にお願いするんでいいかな？」


反対するやつなんておらんやろ、みんなやりたないんやから


っちゅーことで、俺らに決まったんやけど…。


この時、俺も翔くんセンセも、もう一人手を上げようとして引っ込めた奴が居たことに 気付いてなかってん…


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