末っ子彼氏に 兄6人 5

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忠義 side


え？は？ それって…

間違いない。顔、赤なってるし。ようは、嫉妬やんな？？

忠義「え？もしかして、お前」


澤田「な、なんだよ！」


忠義「お前…、俺のこと、好きなん？？」


シーンと静まり返る指導室。


二宮(違うでしょ！)
櫻井(おいおい、忠義…なんで そっち？)

こそこそ先生たちの声が聞こえて、そっちを見たら


澤田「お前…おめでたいな…」


なんやねん、おメデタイって。


不機嫌な顔して澤田に目を向けたら、澤田が話を続けた


澤田「…周りからは、『あいつ』が 忠義のおかげで明るくなった、だの、笑うようになっただの、言われて。…そんなの聞いてんの、耐えられなくて」



そう言う事？？？


忠「ちょ、ちょっと待って」


澤田「忠義は彼女いるのに、あいつにも優しくしてるし。
周りがみんな「あいつ、忠義に惚れてる」なんて言い出して…」


いやいや！ 今度こそ、ちょっと待ってって！


澤田「彼女は、忠義があっちこっちいい顔してていいのかよ？って思って。気になって見るようになったら、田口と仲良くしてたり、忠義のお兄さんともくっついてたり…」


話し出したら、今までのこと、一気に話し出して


澤田「なんだよ、彼女がフラフラしてるから、忠義もフラフラしてんじゃんか。って思い出したら、どっちにもイライラが募ってって」


そっか、それで、Aまで睨まれとったんか…


って言うか、話 全部見えたけど、真相はそこやない！！


忠「ちょっと待てって」


澤田の話を止めて、大事な事、伝えた


忠義「河合さんの好きな人、俺やないで！」と…


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