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隆平 side
Aと兄達が、おじさん達を玄関まで見送りに出ると
忠「分かっとるけど簡単に『そうですか』なんて言えんわ…」
忠義がそう つぶやいて 肩を落として二階へ上がって行った
忠義、お前だけやないよ、Aがおらんくなる現実が受け入れられないんは…
リビングに戻って、いるはずの 忠義の姿が見えなかったから、悲しそうな顔したA
隆「黙って、二階に行ってもうたんよ…」僕が教えると、
「ちょっと、話してくるね」そう言って二階へ上がって行った
Aの背中を見て亮ちゃんが
「そっか、A、帰るんか…」
そう、ぼそっとつぶやいて、
「いつかは帰らなあかんって、分かってるし、帰るってことは、おじさんが元気ってことやから、喜ばんとアカンのは分かっとるんやけど…」と、章ちゃんが続くから、つい、僕も
「帰ったら、寂しなるよな、この家…」なんて、言ってもしょうがないことを言ってしもうた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
コンコン ドアをノックする
「たぁくん…」
机に向かって、うな垂れるようにイスに座っている たぁくんの背中に、声をかけたら
「ごめんな、おじさん、元気になったんやから、喜ばんとアカンのに…。俺、自分のことばっかりやな、ゴメン」
って、こっちを見ずに、寂しそうに言うから…
「私も、寂しいよ…ここにいた時間、本当に楽しかったもん」
そう答えた
フッっと息を吐いて、急にクルッとイスを回転させて
「A、デートしよっか？」
無理して笑ったような笑顔で、そんな事を急に言い出して
「向こうに帰るまで、目一杯、一緒におりたい」
なんて、言ってくれる
イスに座ってるから、珍しく たぁくんの方が私より低くて
見上げながら、私の手を取って、両手で両手を包んでくれて
「な、そうしよ？」と、今度は、ちゃんとした笑顔で。
笑ってくれたから、
「うん！行く！いっぱい行こうね」
そう答えたら、「うん」って言ってくれて
良かった、なんて思ってたら、その手を優しく引っ張られて、私の背中と頭に回す
そのまま、優しく引き寄せられた
「兄たち、来るかもよ？」
「いやや、我慢できんもん」
そんなワガママに、可愛い、なんて思って
そのまま引き寄せられて、抱きしめられた
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あや姉(プロフ) - ひみささん» ありがとうございます！長いですよねf^_^; でも読んでくださったのですね！この先も、まだ続きます…気長に読んでくださるとありがたいです。また、読んでやってください。 (2017年9月18日 6時) (
レス) id: 8d0d4914d2 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - はじめまして、はじめは長いお話なので読むのを躊躇していたのですが（スミマセン(^^;）、読み始めたらとまらなくて、一気に読ませて頂きました！ とても楽しかったです(*^^*) 続編もしっかり読ませて頂いたのですが頂きますね♪ (2017年9月12日 16時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
あや姉(プロフ) - 美江さん» コメントありがとうございます！一気読み！結構な長さでお疲れなのでは？こんな兄達が居たら良いなぁとの願望と妄想の塊作品ですが、喜んでいただけたなら嬉しいです！更新物凄い遅いですが…また読んで下さい！ (2017年6月17日 6時) (レス) id: 39cb585fd2 (このIDを非表示/違反報告)
美江(プロフ) - 一気に読んでしまいました！ほのぼの良かったです。笑顔になれました。次も楽しみにしています！ (2017年6月15日 6時) (レス) id: 9318b07069 (このIDを非表示/違反報告)
あや姉(プロフ) - k&f 瑠さん» コメントありがとうございます！キャー本当ですか？泣いちゃったりしてくださったのですか？なんと嬉しいコメント…作者冥利に尽きます！ありがとうございます。春は何かと忙しくなかなか更新できないのですが…気長に待ってくださるとありがたいです！頑張ります！ (2017年4月4日 22時) (レス) id: 39cb585fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや
| 作成日時：2015年10月12日 9時
