47話 ページ47
桜が満開の時にもこのセリフを聞いた気がする
「入学の時にも言いましたけど、私がこの副作用でいつ暴れてもいいようにここにきたんです」
「確かに、きみの家とはそういう約束だったな、」
そっと目を伏せた学園長に帰っていいかを聞く
「あぁ、私が聞きたいことはそれだけだったから大丈夫だよ」
「それでは、これで」
ドアを閉めると曲がり角で誰かに見られている気がした
「・・・・・・・・・何か聞きたいことがあったらどうぞ、不破さん」
「本当に、聞いていいん？」
「別に、答えるって言ってませんし、」
目をそらすと、彼は申し訳なさげに口を開いた
「Aちゃんのさ、魔法の副作用ってさ、なんなん？」
「いいたくありません」
「そか、それじゃ部屋まで送るよ」
「別に大丈夫です」
夜の廊下を早足で通り抜け保険室に戻ってきた
すると白雪先生が居た
「ぇ、」
「あらAちゃん、健屋ちゃんからの伝言で別に自分の部屋に戻ってもいいそうよ」
「・・・・・・そうですか」
せっかく来たのに・・・と思いながら白雪先生に背を向け
部屋から出ようとすると白雪先生が口を開いた
「あなたの魔法の副作用はこちらでも調べているけれど、本当にあまり無理はしないでちょうだいね」
向き直り軽く会釈をして部屋を出た
お陰で就寝時間に間に合わず、またましろさんから殴られそうだ
するとドンっと誰かにぶつかった
「いった、こんな時間に誰だよ・・・・・ってお前」
「すみません！！」
真逆、人がいると思わなかったので目をつぶって走っていたのが悪かったらしい
すぐに立ち上がり逃げるように自室へ帰りつくと
そこには私のベッドの縁で片手に本を持ち、読んでいるリリがいた
「えーっと、リリ？そこで何をしているの？」
「あら？貴方が中々帰ってこないから心配して起きててあげたんですよ？」
「で、でももう就寝時間ギリギリだし・・・・・」
「えぇ、そうです、だから言いたいことは一つだけ」
「あんま無闇矢鱈に固有魔法を使うな」
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イカワウソ(プロフ) - 決めゼリフ…こんでろーんは兎も角としてロリコンを享受しろはネタに振りまくってるなぁ…さすがにじさんじ (10月6日 0時) (
レス) id: e082f267fd (このIDを非表示/違反報告)
木花(プロフ) - 決めゼリフ「ロリコンを享受しろ」は面白すぎるww (9月17日 1時) (レス) @page24 id: fda14d7534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒューマニズム | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eeaas
作成日時：2023年9月3日 17時
