可愛い嫉妬の消毒液/Kn ページ10
※学パロ
「A、折角だし彼氏のとこ見てきたら？きんときくんバスケなんでしょ？」
『うん、行ってくる』
「ん！また後でね〜！」
今日は球技大会。
私はさっきまで、テニスをしていて試合が終わったところだ。
結果はぼろ負けだったけど、とっても楽しかった。
友達にきんときの試合を見に行ってくればと言われて、私は今体育館の入り口に立っている。
きんときは隣のクラスだし、あまり学校で見られることは少ないので結構楽しみだったりするのだ。
もう女の子たちの歓声が聞こえていて始まっちゃったかなと思ったら、今から始まるところだったので人の合間を縫って一番前に来た。
するときんときが丁度私の方を見て、手を振りながら「A、俺頑張るね」って口パクで言ってきた。
なので私も手を振り返しながら『頑張って』と口パクで伝えた。
後ろの女の子が「今きんときくん私に手振ってなかった！？」「いや私でしょ！？」っていう典型的な争いをしていて、やっぱきんときってモテるんだなぁとふわふわしてしまった。
きんときは最初からとってもカッコよく、瞬きも出来ないほどきんときに集中していたらもう試合終わりの笛が鳴ってしまっていて、結果を見たらきんとき達が勝っていた。
するときんときが私の方に走ってきて、「A！俺勝った！！！」ってニコニコしながらぎゅーってしてきて。
『おめでとう、かっこよかったよ』
そう言いながら私は首に巻いていたタオルできんときの頭をもしゃもしゃした。
「ふふ、くすぐったいよ〜ｗ」
『ごめんね、ついつい』
「いやー、でももしゃもしゃされるの俺嫌いじゃないや」
『そっかー、じゃあまたやってあげるね』
「ん！」
そんなやり取りをしていると、女の子がきんときに声をかけてきた。
「ねぇきん〜？なんかボールが1つ無いんだって、倉庫に取りに行こ！」
そういえば、この子はきんときと同じクラスの子。
きんときは球技大会実行委員だったから、仕事を持ってきたこの子も実行委員なのだろう。
「あー、そっかぁ、、、じゃあA、また帰りに連絡するね！！！」
そう言って女の子と走り去っていくきんとき。
…なんか、もやもやする。
そんな気持ちをよそに、私はきんときをもしゃもしゃしたタオルを首に巻いて教室へ向かった。
---
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「WT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
郵便星の作者(プロフ) - たこ焼きさん» コメントありがとうございます！分かります…転生いいですよね…() (2021年11月24日 16時) (
レス) @page3 id: 0c5e0cce02 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - ｯｽｰ...私も転生したい人生でした() (2021年11月20日 18時) (レス) @page3 id: 508c9e96c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
