Seven Colors[ヒロアカ/轟焦凍] (ページ5)

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▽ ページ5

あったかい

程よい振動

よく嗅ぐニトロの匂いと____

｢クソナードが！！｣

…よく聞く暴言。

目を開けるとクリーム色のツンツン頭

あぁ、私勝己におぶられとるのか

振り返ると出久が私に気付いてヒラヒラと手を振ってた

あぁ、お礼言えなかったな

ってか勝己、私おんぶした状態で出久に暴言吐いてたの？恥ずかしくないの？それ

とはさすがに口に出さない

今爆破されたらたまったもんじゃないし

｢あ゛？起きたのかよ｣

『うん』

｢チッ…気絶なんかしやがって。弱ェ奴。俺がおぶらなきゃいけなくなっただろ｣

別にほっとけばいいのに

てか今すぐに下ろせばいいのに

勝己は絶対連れて帰ってくれるし下ろそうともしないんだよね

｢…なんで逃げなかった｣

『戦ってる時言ったでしょ。勝己置いて逃げるくらいなら死んだ方がマシやって。一応ヒーロー志望だから』

欠伸をしながらそう言うと勝己はもごもごと何か言っている

『なに？聞こえない』

｢ありがとうっつってんだよクソが！！｣

『ふっ…あはっ！いいってことよ！』

｢下ろすぞてめぇ｣

きゃー怖いー(棒)

｢ヒーロー志望っつったか？｣

『え？うん』

｢雄英受けろよ。てめぇなら受かんだろ｣

『え？あ、そのつもりだよ。ってか推薦来てるし』

｢はぁ！？｣

『言ったらうるさくなるって思って言わなかった。』

予想通り帰り道はずーっとボムボムギャーギャーうるさくされた