Seven Colors[ヒロアカ/轟焦凍] (ページ4)

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｢女の子！！離れなさい！！｣

『うっさいわ！！助ける気ないなら邪魔すんな！！』

やばい

個性使いすぎだ…意識が…

｢んんんー！！｣

｢へへっ…体力切れか。こいつも良い個性なんだよな。持ち帰ってストックにしとくか…？｣

誰がストックなんかに…！！

『誰、か…助け…て…』

地面に倒れそうになる寸前、なぜか野次馬に目がいって

『出…久…？』

｢かっちゃん！！天ちゃん！！｣

なんで…無理に決まっとるのに…

｢なんでてめぇが！！｣

｢足が勝手に…なんでって分かんないけど…君らが助けを求める顔してた！！｣

なに、やってるんだ私は

出久がこんなに勇気だして飛び出してきたのに

地面に這いつくばって

体力切れなんて、言い訳にもならない

出久に迫った攻撃を蹴り飛ばして私は出久と一緒に勝己の体を引っ張った

『勝己！！』｢かっちゃん！！｣

でも、このままじゃ3人とも…

｢デトロイトスマーッシュ！！｣

体がフワッと持ち上げられる感覚の後に、ものすごい音と風圧

ドロドロヴィランが吹き飛ぶのを目の端で捉え、ドサッと地面に倒れるのと同時に私は意識を失った