Seven Colors[ヒロアカ/轟焦凍] (ページ21)

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『お茶子ちゃーん』

｢天ちゃん！！｣

『相澤先生の怪我が酷い言われて来たんだけど…、、！！』

そこには血だらけの相澤先生が横たわっていた

敵方の個性なのか、肘はボロボロ、至る所から出血している

『ひどい怪我…！！』

｢治せそう？｣

『…頑張る…じゃない、やる！！治す！！』

お茶子ちゃんは私の目を真っ直ぐ見て頷いた

｢私も手伝えることあったら手伝うね！｣

『ありがとう』

まずはボロボロの肘…

いや、それよりもまず目か

相澤先生の個性上、目は1番大事だろう

そこから治すか

治癒してる間、ここであったことを大方聞いた

今は飯田が応援を呼んできてくれてるらしい

早く来て…！！

｢天ちゃん…！！鼻血が…！！それに顔色もひどいよ｣

手の上にポタリと赤い血が垂れて、自分が鼻血を出している事に気がついた

『大、丈夫。ただの個性の使いすぎだから』

手でグイッと拭いとった直後、

ドォォォン

大きな爆発音がして、目だけそちらに向けた

『今飛んでいったの…脳無？』

｢オールマイトが勝ったんだわ、ケロケロっ｣

ホッと安心して私はまた相澤先生の治癒に戻った

その後、大勢の先生方が来て、相澤先生は救急車に乗せられて行った

『刑事さん、相澤先生は…』

｢両腕粉砕骨折、脳への損傷は見当たりません。ただ…眼窩骨折が粉々になってまして、目になんらかの後遺症が遺る恐れがあります、だそうだ｣

『そんな…』

｢君の治癒がなかったら失明していた恐れもあった。ありがとう｣

刑事さんにはそう言われたけど、やっぱり自分の無力さが悔しい

私はぎゅっと唇を噛み締め、様々な想いを胸にUSJをあとにした