Seven Colors[ヒロアカ/轟焦凍] (ページ18)

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レスキュー訓練ページ18

｢今日のヒーロー基礎学はレスキュー訓練だ｣

という相澤先生のお話があり、私たちはコスチュームに着替えてバスに乗る

どうやら専用の体育館まで移動するらしい

私は勝己に引きずり込まれて後ろの席に座り、早々に眠りに落ちた

バス前方の向かい合わせの席の人たちは自分の個性の話で盛り上がっている

｢派手で強ぇっつったらやっぱり爆豪と轟だよな！｣

後方に座っていた2人に目がいく

と、同時に爆豪にもたれかかって寝ている虹村に目がいった

｢なぁ、ずっと思ってたけど2人って付き合ってんの？｣

上鳴の質問に答えない爆豪

もちろん付き合ってなどいないのだが、黙ったことで信憑性が増してしまった

峰｢なんで答えねぇんだよ！｣

芦｢緑谷って2人の幼なじみだっけ？なんか知ってるー？｣

緑｢え、えっと…｣

付き合ってない、と言えば爆豪にキレられることは目に見えている

緑谷は言葉を濁した

｢付き合ってねぇって言ってたぞ。この前、虹村が｣

興味無さそうに窓の方を見ながら轟がボソリと呟いた

｢んでてめぇが知ってんだよ！！｣

｢なるほど！爆豪の片思いね！｣

｢ッ…！！クソがっ！！｣

当の本人は相変わらずスヤスヤと眠っている

みんなから笑いが起きて爆豪は怒りながらも頬を染めた

｢もう着くぞ。いい加減にしとけ。あと誰か虹村起こせ｣

｢オイ、天、てめぇいつまで寝とんだ｣

『ﾌｧｯ!!寝とった！？

え…なんでみんなこっち見とるん？何その生ぬるい眼差し！！』

焦る天をペシンと叩いた爆豪はそっぽを向いた