夢の中で… (ページ14)

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YG［遅い］

秒で既読になった写真に、秒で返信が来た

『あの人暇なの？』
JK「だから言ったじゃん」

［なんて送ればいいのかわからなくて］［誰だかわかりますか？］
YG［当たり前だろ］
YG「こっち送って」
YG［画像］

直ぐにQRコードが送られてきた
友達追加すると、これまた秒で携帯が鳴った

『ヨ、ヨボセヨ？』
ーーなんでこんな連絡遅いんだよ
『え？あー…いや……』
JK「ユンギヒョン？」
ーー…は？なんでそこにグギがいるの？
JK「最近お邪魔してるんです」
ーーなんだよ、浮気かよ
『うぇ！？な、何言ってるんですか？』
ーーハハっ
『…えーーっと、そ、卒業以来ですね』
ーーん、元気そうでなにより
『えー元気…まあ、元気ですけど…やっぱり一人の屋上は寂しいです』
ーー…んっか
『ユンギ先輩今何してるんですか？』
ーーお、名前知ってんの？
『名札くれたじゃないですか』
ーーあ、忘れてたわ

本人が忘れんなよなんて思いつつ
久々のユンギ先輩との会話は胸が温かくなった

ーーあー、いつ暇？
『私ですか？』
ーー他に誰がいるよ
『ジョングク』
ーー…そうだったな。で、いつ暇？
『放課後は暇ですけど』
ーーじゃあ明日の放課後学校に行くわ

何しにですか？と言おうとしたら一方的に電話を切られた

『切られた』
JK「よかったね」
『んー…確かに、先輩と喋れた』
JK「早く連絡すればよかったのに」

"いーなーヒョンと放課後デートー"なんて冷やかしを入れつつ、柔らかい笑顔を向けてくれるジョングクは優しい人なんだろう
こればっかりはジョングクに感謝だな

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