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YG ページ1

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仕事が終わり家に帰ると、玄関には知らない靴があるようになった
ある時はブーツ、ある時はフォーマルな、またある時はサンダルと
目まぐるしく毎回靴が変わっている
けど、中にいる人物は同じ

YG「おかえり」

そう言いながら、ソファにだらしなく座って出迎えてくれる
今日はソファに横になりながら携帯をいじっていたけど、私を見るなり座り直した
まるで自分家かのように振る舞っているが、ここは紛れもなく私のやっすいアパートで
不釣り合いな彼がたまに浮いて見えたりする

『ただいま』
YG「ん」

ユンギに近づいた私を、ソファに座らせながら優しく包み込んでくれる
こうしてお互いに充電時間に入る
着替えたいと思って体を少し動かしても、耳元でまだダメだと言われる
大体いつもそう、私が着替えられるのは早くても30分後

『今日長い』
YG「今日は疲れたから」
『…着替えさせて』
YG「…わかったよ」

渋々離してくれたけど、何やら少し不満げで
じーっとこちらを見てくる中で着替えるのは気が引けた

YG「お風呂入ろう」
『え?』
YG「たまにはいいじゃん」

ジャケット脱いで、ワイシャツに手をかけたあたりで言われた言葉に思わず聞き返す
ユンギがお風呂入ろうなんて…一緒にってこと?

『入っていいよ?』
YG「一緒にだよ」
『本気?』
YG「だから、たまにはいいじゃん」

少し困ったように笑うと、嬉しそうに返してくる
私に意地悪するのが本当に好きみたい

『…わかったよ』
YG「ん、すぐ入ろ」

私の手を取り、お風呂場へと連れてかれるけど、
私の家のお風呂はごく一般的なお風呂だから二人で入るには狭い
ユンギの家のお風呂なら綺麗だし、なんかホテルみたいだから絶対そっちの方がいいのに
何故か毎回ユンギは私の家にくる



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作者名:ユウ | 作成日時:2023年1月31日 2時

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