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それから俺は変わった。
毎日仕事と練習に明け暮れ
OFFの時はメンバーや家族と過ごすようになった。
"最近付き合い悪くない？”
“つまんなくなったね”
って言われるけど
不思議と全く気にならない。
今までは、時間さえあれば出かけなきゃ不安に思ってた。
色んな女と関係を持つ事で自分を保ってた
だけど、今は違う。
1人の時間も、メンバーと過ごす時間も、家族との時間も何よりも大切に思える。
飾らない自分がすごく楽だった。
DH「ヒョク、最近変わったねー^^」
EH「そうか？」
DH「うん‼なんか…しっかりしてきた^^大人になったって言うか…」
EH「なんだよそれっwwww」
DH「あはは^^ヒョク明るくなったよ‼よく笑う様になったし‼」
だんだん俺をみるまわりの目が変わってくるのが日に日に分かり
嬉しかった。
だけど、それと同時に
良くなればなるほど
過去の自分を後悔し、忌ましく思える。
どんなに頑張っても
どんなに変わっても
Aはもういない…
失ったモノの大切さ、大きさを思い知らされるんだ…。
月日が流れ
Aの名前すら日常にでなくなった。
みんな過去の俺の事は忘れてるみたいだった。
それでも
俺の心にはAがいる。
今でも鮮やかに思い浮かぶ
Aの笑顔、Aと一緒に行った場所
そして、最後のAの言葉…
何もかも、消えずに俺の中に残ってる
手を伸ばせばすぐ届きそうなのに…
決して届ことはないんだ。
全て時間が解決する。
みんなはそう言うけど
俺はあの日からずっと立ち止まったまま
動けない。
どんなに、変わっても、頑張っても
俺を見せたい人はここにいない
思い出の中だけでしか
Aに会うことはないんだ…
そんなある日
次の現場に移動するため
バンに乗り込もうとした時だった
いきなりドンへが…
DH「‼ヒョク‼アレ‼」
慌てて俺を引き止めた
何事かと思い、ドンへが必死で指を指す方を見ると
EH「‼A」
俺は思わず叫んだ。
沢山いるファンの奥に
Aを見つけた。
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作者名：yuulee | 作成日時：2014年9月8日 19時
