3 ページ3
それから俺はユラと付き合う事になった。
ユラは人気絶頂のアイドルでどんな男もほっておかない位いい女だ。
そんな女が俺の彼女だって言う事が優越感で
自分に酔っていた。
しかし、楽しいのも束の間で
初めは可愛いと思ってたワガママも、仕事が忙しくなるに連れてうっとうしく感じる様になった。
ユラ「オッパ、私の事愛してるの？」
ユラ「すぐに返事返してくれないと嫌‼毎日沢山連絡とりたいの‼」
ユラ「私、待たされるの嫌なの‼すぐに会いに来て」
正直、疲れた…
そのうち
ユラとは段々連絡が途絶え、会う回数が減り
知らない間に自然消滅していた。
ユラは俺に遊ばれただの、周りに言いふらし
俺はプレイボーイのレッテルを貼られた。
自業自得だ。
誰かを傷つける恋は絶対に上手くいかない…
その通りだ。
付き合ってからもずっと
俺は無意識にAとユラを比べていた…
Aといる時はどんなに疲れてても笑ってた。
一緒にいるのが心地よくて、楽しくて…
恋愛経験がない訳じゃない。
何回か別れも経験してる。
だけど、
Aは特別だった。
俺の体の1部見たいに思ってた。
だから、傷つけるのも怖くなかったと思う。
忘れてたんだ。
何年も一緒にいたから、大事な事なのに…
Aは恋人で俺が守ってあげないといけなかったコトを。
最後の悲しい声が蘇る…
肉体的にも精神的にも限界になって初めて気付いた…
俺、Aの事愛してるんだ…
どうしようもない位、好きなんだって…
今更気付いても遅いのに
涙か止めどなく流れた。
ごめん…A…
もう2度と謝ることすら出来ない事を
俺はどうしてあの時気付けなかったんだろう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuulee | 作成日時：2014年9月8日 19時
