遅すぎた恋 (ページ11)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:10,179 hit

11 ページ11

あれから数年が経ち

仕事もあの時とは比べものにならないくらい忙しくなったし

恋愛もした。

時間がたてばたつほど思い出は美化されるけど

Aと過ごした時間はまるで昨日の事のように鮮明に覚えてる

きっとこの先また恋愛をして

A以上に愛する人が出来て

いつか結婚もして

子供だって出来るかもしれない～

それでも、きっと…

永遠にAを忘れる事はないと思う。

デモ、それでいい。

どんなにツラくても

苦しくても

どんなに願っても

二度と同じ道は歩けないケド

きっと笑っていられるって思うんだ。

Aが前を向いて歩いてるから。

Aはきっと幸せだと思えるから。

だから、大丈夫。

俺もちゃんと前だけみて歩いていく。

もしかしたら、また偶然どこかで会えるかもしれないし…

もう二度と会えないかもしれない…

それはわからない。

でも、最後まで情けない顔だったから…

だから、毎日笑顔でいよう！

TVの中でも誰よりも笑っていよう！

Aと出会えたことが

俺の『幸せ』だから。

少しでもAに伝わるように。

笑顔の俺がAの記憶に残るように。

生まれ変わってもまたAと出会えるように。

そして

今度はちゃんとAの手を離さないように…。

おわり。