36.なにこれ公開処刑ですか YG side ページ36
※YG side
ヌナのタイプなんてそう言えば聞いたこともなかった。
盗み聞きしてるわけじゃないが、
この狭い空間にいれば全員に聞こえてしまうもので……
聞いた所でどうもできないんだが、俺が二人の会話を気にしているのを知ってか、隣のジンヒョンがまたニヤニヤしだしたので、とりあえず鳩尾に一発お見舞いしといた。
ヒョン、弟の恋で遊んではいけません。
そしておいこらマンネ。
「ヌナはグクペン」と言いながら俺を見るんじゃありません。
どいつもこいつも俺の反応で面白がってんじゃねぇぞ。
加えてテヒョン、お前って奴は……
とりあえずむせた分のコーヒー代を返してもらって良いですか。
YG「俺なんかがタイプなわけねーだろ。」
仮にそうだとしたら嬉しいけど、だからってどうにもなんねーんだよ、タイプだったらなんだよ。付き合えんの？
俺もいちいち浮かれようとしてんじゃねーよ。
『わ、私のタイプは……』
聞きたいようで聞きたくない。
聞きたくないようで聞きたい。
『…一緒にいて楽しくて、でも安心感のある誠実で落ち着いた人です。』
誠実かどうかは自分でもよく分からない。
ヌナがどう思うかはさておき、俺はヌナと一緒にいれば楽しいし、凄く落ち着くと思っていたけど……
( って早速ヌナのタイプと自分を比べてんじゃん、俺。)
もう煮るなり焼くなり好きにして。
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37.仕事と恋愛→←35.さすがはキムテヒョン JK side
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作者名：kee x他1人 | 作成日時：2018年9月16日 23時
