【BTS】ユンギヒョンがご乱心じゃ！ (ページ4)

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4.ライバル JK side ページ4

※JK side

記者「随分と具体的でリアルですね！SUGAさんとは大違い！アハハハ！」

TH「ヤー！グクいつの間に！！」

JM「キャー♡これはまるで実在してるみたい！」

「「だれ？だれ？」」

JK「いたとしてもヒョン達には絶対に教えませんけどね。」

ブーブーふてくされて文句を言っているヒョン達もたまには役に立つらしい。←

騒がしい二人のおかげで、メイクを終えたユンギヒョンとAヌナを包む甘い空気は消えていたようだった。

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『先程は盛り上がっていましたね。』

今度は僕のメイクに取り掛かるヌナの指。

目を閉じて顔に触れる少しひんやりしたヌナの体温を感じていたら、降り注がれる優しい声。

いつだったか、『ジョングク君の声は本当に優しくて心地よいです。』なんて言ってくれたけど、ヌナの方が何倍も優しい声をしているという事を、どうやら当の本人は気付いていないようだ。

片目だけを開けて「気になりますか？」と問いかければ、『そりゃもちろん。』と返ってくる。

色々と鈍感にも程がある。

JK「どうして気になるんです？」

『こんなに素敵なジョングク君が、どんな女性を好きになるのか、物凄く興味があります。』

JK「はぁ……そうですか。」

( 単純に気になるってやつね。 )

JK「そんなことよりヌナ、いつになったらグクって呼んでくれるんですか。」

『そうですね～私が会社を辞めた時か、ジョングク君が私の彼氏にでもなってくれたら、ですかね？』

何を突然この人は言っているんだろう。

一体どこから突っ込めば良いんだろう。

JK「ヌナ、辞める予定でもあるんですか？」

『まさか、辞めませんよ？ずっと頑張らせてください。』

なんだよ、紛らわしい。

困るよ辞められたら。

メイクの腕は何人かいるスタッフの中ではダントツだし、マネヒョンより俺達のことよく分かってくれてる。

どんな風にメイクやヘアセットしたら良く見えるか、ステージ裏で汗をかいた時や疲れてる時にどうして欲しいか、言わなくてもなんでも。

だから……

ただそばにいられたら良かったんだ。