【BTS】ユンギヒョンがご乱心じゃ！ (ページ1)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:409,646 hit

1.好きなタイプ YG side ページ1

※YG side

記者｢～～好きな女性のタイプは？｣

またこれか。

なんかこう、しっくりくる人なんだよ。

雰囲気で「あぁ…好きだな。」って思うだけで、どこかの黄金マンネのように「背が高くて色白で脚が綺麗で頭が良くて～」的な理想はない。

ぶっちゃけ今まで好きになった人の外見なんて、本当にピンからキリだし。

だからと言って、好みの内面をうまく言葉にすることもできない。

アイドル誌やテレビのインタビューでよく聞かれて困る質問、第一位なんだよホント。

いやマジで。

上手く答えられねぇもん。

「好きになった奴がタイプってことにしておいて下さい。」って言ったら、密着取材している記者の男が「もっと具体的にお願いしますよ～。」と、メイクをされてる俺の後ろでメモを取りながら笑う。

YG「つーわけで、ヌナのような人ってことで。」

『どういうわけですか。』

YG「好きなタイプの話。」

『うん？』

俺のメイクをしているのは、ジンヒョンと同じ歳の専属メイクヌナ。

この醸し出すとてつもなく良い雰囲気。

それがこう、俺の雰囲気とこう、しっくりくる感じ……

あ～上手く説明できねぇ。

そんな二人の会話を聞いて、記者が興奮気味で「これは熱愛スキャンダルですか！？」なんて騒ぎ出した。

( 面倒くせぇ。 )

YG「こういう感じの人って言いたかっただけですよ。」

そう言いながら俺に指を差された本人は、ちょっとハニカミながらメイクする手を止めない。

『いや物凄く光栄ですけど、それはさすがにマズイんじゃ。』

YG「もう俺の中には俺のタイプを表現できる言葉のボキャブラリーがない。」

記者「なるほど、そのままこちらのメイクさんが好きなタイプって書いたらARMY達は卒倒しますね。」

YG「すみません。なんかこんな感じになっちゃって……なんとか上手く書いてください。よろしくお願いします。」

「ははは、分かりました！では次は黄金マンネことジョングクさんにお話を伺ってきます！」と席を立つ記者に軽く挨拶して、鏡越しにAヌナの横顔に目を移す。

『ユンギさん、冗談はほどほどになさらないと。悪く書く人だっていますし、私だから良いものの…他の人なら勘違いしますよ？』

YG「仕方ねぇじゃん、本当のことだし。」

『……えっ！』

YG「Aヌナ、顔真っ赤。」

『ちょ、見ないでください。』

YG「無理。」

俺のせいで顔を赤らめるなんて、ずっと見ていられるわ。