そばに居てよって言えたなら２ (ページ15)

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心の底からの本音ページ15

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北斗くんは、私のことが好きだから支えたいんだってあっさりと私に言った。

そんなのずるいよ。

一人で居たくないって私の本音を引き出してくれたのも北斗くんだったなって思い出す。

ちょっとだけ胸が熱くなって、苦しくなったような気がした。

顔、絶対赤くなってる。

でも、好きになっちゃダメだって。

まだ、彼のことも忘れ切れたわけじゃないのにって。

どこかでそう考えてる自分が居る気がして少しだけ怖くなった。

前、話を聞いてくれた北斗くんに少しだけ頼りたくなった時も、同じような気持ちだったかもしれない。

何かしらの理由を付けてでも、北斗くんがあまりにまっすぐ伝えてくれる気持ちから逃げたかった。

だって、やっぱり同じところにいる人だとは素直に思えない。

迷惑はかけられないって、やっぱりそう思う。

それに、もう怖かった。

「…..誰かを好きになったり、嫌になったり、少しだけそういうの怖い」

『…..っ…..Aさん….』

目の前にいる北斗くんを見たら、心の底からの本音が出てしまった。