弟モドキ【ky】 ページ9
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「キヨまた来てたの？」
「おー……」
私の部屋であるはずなのに、我が物顔で床に寝っ転がって少女漫画を読んでいるのは、幼なじみというか後輩というか何というか、二軒先の家に住むキヨという男である。高校生になった今でも、こうやって私の部屋に毎日のように入り浸っている。
「この後彼氏来るんだけど」
「おー………は？彼氏？」
「だからまぁ……帰らなくてもいいけど邪魔しないでよ。お兄ちゃんの部屋にでもいといて」
「ちょっと彼氏ってなんだよ。俺聞いてないけど」
「言ってないもん。掃除機かけるからそこどいて」
そう言うと、キヨは読みかけの漫画を持って私のベッドに寝転がった。というか、何で私が昔買った少女漫画を真剣に読んでるのよ。
一通り掃除機もかけ終わり、キヨが散らかした漫画を片付けているとインターフォンが鳴った。
「キヨ、もう来たからあっち行ってて」
「はいはい」
キヨの背中を押して隣のお兄ちゃんの部屋に押し込む。階段を駆け下りて玄関の扉を開ければ、先月から付き合い始めた彼氏がいた。
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「Aゲーム強すぎ〜」
「ふふん、お兄ちゃんに鍛えられてるからね！」
彼氏とのスマブラ対決は、もちろん私の圧勝だった。本当はお兄ちゃんじゃなくてキヨに鍛えられているけど、ややこしくしたくないから嘘をついた。
「ごめん、お手洗い借りていい？」
「うん、下降りてすぐ横の扉だよ」
「おっけー」
彼氏が部屋を出て、スマブラの音楽だけが部屋に響く。ちょっと前に隣のお兄ちゃんの部屋が開く音がしたけど、キヨは帰ったのかな。
数分後、彼氏が部屋に戻ってきた。
「A、弟いたんだね？」
「え？」
「リビングにいたから、挨拶した」
私には一人お兄ちゃんがいるけど、もちろん弟はいない。あいつもしかして、部屋にいろって言ったのにリビングで寛いでる？？
「あーあれはなんて言うか……幼なじみ？」
「え、」
「弟みたいなもんっていうか……お、お兄ちゃんと仲良くてさ！よく家に入り浸ってるんだよね！だからそんなやましい関係とかではない！」
「ごめんごめん、別にAを疑ってるわけじゃないから、大丈夫だよ」
裏切りやがったキヨの顔が浮かび、コントローラーを握る手に力が入る。あいつぜったい許さない！！
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いちご丸 - 素敵..本当に素敵です！特にうっしーの話がグッと来ました..!大好きです。 (1月4日 1時) (
レス) @page4 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
なみの - キャラ崩壊が全然無くて実況者様一人一人の魅力が伝わってきました！とっても面白かったです( ＾∀＾) (12月27日 22時) (レス) @page8 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
ふゆこ(プロフ) - 私もドームイベ行きました！！最高すぎましたね！！！！共有したい気持ちがわかりすぎて思わずコメントしてしまいました♩これからも楽しみにしてます！ (6月3日 23時) (レス) @page7 id: fe6b1e796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ。 | 作成日時：2023年4月29日 23時
