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女神を嵌めた真犯人 ページ9

「な……っ」

「ユーリを嵌めたのが…フォスター公爵!?」

 11年前、ユーリが王女としての生活を…家族との生活を奪われた事件『エリザベス・リオネス第三王女殺害未遂事件』…その真犯人がフォスター公爵ということを国王自ら暴露し、場は騒然とする

「どうして…何故あなたが!?」

 フォスター公爵を信じていたエリーは、地面に降り立った公爵に叫ぶ

「ユーリ様…いいえ、エルティアナ様は幼くとも聡明な方だった。故に我々の計画には邪魔だったのですよ」

「でもっ…あなたは、王家に仕えていたでしょう!?どうして…こんなことを……!!」

「私が王家に仕えていたのは、マリーを娶る為です。彼女さえ手に入れば人間の国などどうだって良いのです」

「…まるで、あなたが人間でないような言い方ね?」

「私は、誇り高き魔神王家に仕えていた上位魔神・フェレスと最高神の娘・レティシアに仕えていた女神族・エレーヌの血を引く者。フェレス様とエレーヌ様は、人間に殺されてしまった。だから、その復讐に人間を滅ぼしてやるのさ」

「魔神族と女神族の血を引く人間……?」

「そんなことがあり得るのか……?」

 四種族を率いていた女神族と敵である魔神族の血を引く人間がいる。その事実が明らかになり、場は騒つく

「そうか…お前がフェルとエレーヌの……」

 だが、ただ一人…メリオダスだけは悔やむように目を伏せ、小さく呟いた

 メリオダスは、フェレス様とエレーヌ様のことを知っているの?愛称で呼ぶくらいだからとても親しかったのかしら?

「フェレスもエレーヌも、復讐なんて望むような奴じゃねえ。二人を想うなら、魔神復活なんて馬鹿げたことはやめろ」

「あら…流石のお前でも、魔神族は怖いのかしら?ねぇ、裏切り者のメリオダス?」

「……っ!!」

 アデライドに嘲笑されたメリオダスは、顔を歪めて視線を外した

「____ちょーっとお喋りが過ぎるのではなくて?女神族のアデライド様?」

 いつもと同じなようでその実どこか冷たさが宿る、私が大好きで大切な人の声が聞こえ、私は空を見上げた

「ユーリ……!!」

愛し子の告白→←助かった第二王女とまだ終わらない戦い



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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます!今読みました。これからも面白い小説頑張ってください!応援してます! (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アストライアー | 作成日時:2021年7月3日 22時

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