国王陛下が下す聖騎士たちの処罰 ページ6
「陛下！！どうか…我ら聖騎士に厳しい裁きを！！」
「魔神族復活を企み、禍々しき魔界の力を求めた男の言葉を信じ…結果、我々は道を踏み外しました。国を守るべき
そっと目を閉じ、目を開けた私は国王陛下を真っ直ぐ見つめる。ユーリに救われる前の私は、聖騎士側の人間だった。だからこそ、私も処罰を受けるべきである。どんな理由があったとしても、私が民を虐げた過去は…罪は、消えないから
「＿＿＿＿分かった。では、沙汰を下す。お前たち全員、これから当面の間、休暇はなしとする」
民を虐げた者たちへ下された処罰にしては軽すぎるそれに思わず目を見開く
「へ…陛下……？そんなことで我々の罪が許されるとは」
「いいや…許しではない。お前たちがいくら罰せられたところで苦しんできた民の傷は簡単には癒えん。今こそ、王国聖騎士として一刻も早い王都の復興と民の救済に尽力せよ！！二度とこのような過ちが起きぬよう、今後は全力で聖戦の回避に努めるのだ！！」
「……っ」
「仰せの通りに！！」
「陛下！」
「陛下……！！」
「メリオダス＿＿＿＿＿＿そして、〈七つの大罪〉、大義であった！！裏切り者の汚名を着せられながらも王国を守ってくれた。王として感謝する」
「…ボクたちは、友達の為に当然のことをしただけだよ。ねっ、菫？」
「へ？い、いや…私は何も……」
本当に何もしていない。いつもユーリや〈七つの大罪〉に助けられてばかりで……。…色々思い出すと何もできていない自分に泣きそうになる
「娘を守り続けてくれたこと、一人の父として感謝する…ありがとう！！」
「堅苦しいのはなしでいこうぜ、バルトラ」
いつも通りに笑うメリオダスに場の雰囲気が和らぐ
「愛し子殿、ユーリはどうした？」
「マリーに連れ去られて行方が分からないの……」
言葉にすると余計に不安で胸が潰れそうになる。目を背けてきたことを突きつけられるようで、怖くて仕方がない
「お前が覚醒したことはユーリも既に承知しているはずだ。力の使い方を教えることができるのはユーリ以外に居らぬ。心配することはない」
「うん……」
不安で胸が潰れそうになり、そっと胸を押さえるとマーリンに優しく頭を撫でられ、私は泣かないように唇を噛み締めた
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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (
レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます！今読みました。これからも面白い小説頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年7月3日 22時
