最期の願いを叶えて ページ34
「メリオダス様」
アルテミスとレオンハルトの気遣いにありがたく甘えさせてもらった私は、メリオダス様に"約束,,を告げる
「シリルと会って頂けませんか？」
弟の名を出すと、メリオダス様は僅かに肩を揺らしてふいっと目を逸らした
「…オレには、あいつに会う資格はねえ」
「シリルがもう一度あなたに会いたいと言っていました」
「あいつが……？」
はっ、と顔を上げて珍しく驚きを露わにするメリオダス様にシリルの想いが届くように頷く
「シリルは、あなたに会いたいから頑張って生きています。あの子の最期の願いを叶えてあげて下さい」
自身の裏切りによって勃発した聖戦。その犠牲となった弟への罪の意識から迷いを振り切ることができないメリオダス様。そんな彼を見ていたエリザベス王女がそっと傍に歩み寄る
「シリルさんは、メリオダス様を大切に想っていらっしゃるんだと思います。そうでなければ、最期に会いたいなんて言わないですから」
「エリザベス……」
「シリルさんに会って下さい。会わずに後悔するより会って後悔した方がずっと良いです。……ね？」
「あいつの…シリルの元へ連れて行ってくれ」
「…ええ」
メリオダス様の心を動かしたエリザベス王女に嫉妬を覚える己に辟易しながら内心を笑顔に隠し、メリオダス様と共にフォスター公爵家が所有する王都郊外にある屋敷に転移した
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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (
レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます！今読みました。これからも面白い小説頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年7月3日 22時
