娘(中身・女神族)と公爵の死 ページ32
「戦闘中に考え事なんて…随分余裕ね」
急降下してきたアデライドの攻撃を避けようと一歩下がると別の気配を感じ、一瞬だけ背後に視線を遣る
「それとも私たちなど赤子の手を捻るように叩き潰せると？」
…挟み撃ち、ね。プライドの高いアデライドらしくない戦法ね。それほどまでに余裕がないのかしら？
「ユーリッ！！！」
エリザベス王女を始めとした少女たちの悲鳴が響く。ドォンッ、という激しい爆発音と共に砂埃と煙が上がる
「"
私の詠唱と共にアデライドとフォスター公爵の足元に生えている植物が急激に成長し、二人を縛る
「な……っ」
「転移か……！！」
一瞬で上空に移動した、彼らの攻撃を全く受けていない私を見て二人はギリッと歯軋りする
「アデライド、女神族のあなたが魔神族を復活させる理由は何？」
「聖戦の実現よ。今度こそ、下賤な魔神族を完全に滅ぼす為に敢えて復活させる」
「一般神兵だけでなく、最高神や〈四大天使〉も協力した魔神の封印を女神族自ら解くなんて世も末ね。因みに、
「あるはずがないでしょう。どうして、あの下賤かつ汚らわしい魔神族と和平を結ばねばならないの？条約を破棄してすぐにでも攻めてくるわ」
やっぱり…エリザベスやお祖父様のような方はいらっしゃらないわよね。血の繋がりってすごいわねぇ
「そう。なら、生かしておく訳にはいかないわね」
神器をミドルフィンガーリングに戻し、右手に神剣を出現させる
「"
フォスター公爵の攻撃を大きな氷柱で相殺し、上に跳ぶ
「"
かなり薄まっているとはいえ、魔神の血を引く公爵に上位女神族…それも女神族の姫に相当するほどの『
「ぐ…あぁあ！！」
「"
私に突撃してきたアデライドの視界を眩い光で数秒潰し、『
「よくもこの私に屈辱を……！！あぁぁぁぁぁ！！」
先に我を失った者が戦の敗者である、とは私の師の言葉である。アデライドの攻撃をさらりと受け流した私は、痛む胸を抑えてアデライドの…エヴェリーナの胸を神剣で貫いた
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pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» 返信ありがとうございます。また何かありましたらお教え頂けますと幸いです (2021年7月4日 20時) (
レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ありがとうございます！今読みました。これからも面白い小説頑張ってください！応援してます！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 瑠李さん» コメントありがとうございます。今、消しましたのでご覧頂けると幸いです (2021年7月4日 19時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 国王陛下の帰還が同じセリフがあります (2021年7月4日 19時) (レス) id: 88c711d3e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年7月3日 22時
