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シリーズ最初から読む | 作品のシリーズ [完結]

「オレが奪われた剣…いや、あの(ドラゴン)の柄は『常闇の棺』と呼ばれる祭器の欠片なんだわ」

 明かされる、刃折れの剣の正体と(ドラゴン)の柄の意味



「それはね…封印を解く最後の鍵だからよ」

 拐われる、王女と愛し子と女神



「今すぐエリザベスたちを救出に行く!!」

 憤怒の大罪人は激怒する。最愛の女性を易々と奪われたことにより、再び悲劇が起こってしまうのではないかという恐怖を抱きながら



「エリザベスなの……?」

 数ヶ月の時を経て再会する、姉と妹。それを見守る愛し子の胸中は……?



「あら、やっと目覚めたのね」

 目覚めた女神は、娘の体に宿っている女神族を睨み、皮肉気に唇を吊り上げる



「ご無沙汰しております、国王陛下」

 スカートの裾を摘み、美しいカーテシーを執った女神は11年ぶりに再会した国王に挨拶をする



「お前は、王族として正しく在ろうとしすぎているのだ」

 育ててくれた父王の言葉を聞き、女神は静かに一筋の涙を流す



 女王として正しく在ろうとした女神は、娘さえも犠牲にする。けれど、そこにあるのは冷酷さではなく、娘を護れない不甲斐ない自身への怒りだった執筆状態:続編あり(完結)

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作者名:アストライアー | 作成日時:2021年6月24日 19時

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