Tu aimeras les gens et tu vivras fierement

〜森の奥にいた"もの,,〜 ページ42

「悪戯子鬼のハイドアンドシーク！？」

　あれ？でも…子鬼って臆病じゃなかったけ？なんでこんな所にいるんだろう？

「追うぞ！あいつらの逃げる先に何かいる(・・)はずだ！！あ、そだ。これ返す」

　思い出したように"何か,,をエリザベス王女に返したメリオダス様。返された王女の手を見ると下着があった

「やっぱりパンツ泥棒はメリオダス様！！」

「ドサクサに紛れて何やってるんですか！！？」

　…なるほど。さっき、エリザベス王女の様子がおかしかったのは下着がなかったからなのね

「あ…見て下さい！子鬼たちの逃げる先に女の子が！！」

　子鬼たちが全力で逃げる先には、小さな女の子がいる。だが、私は女の子から感じる強い魔力に首を傾げる

　あの子…抑えているけど、とても強い魔力を持ってる。気配や《命の輝き》も一般の人たちとは比べ物にならないくらい強いし……。もしかして…あの子が〈七つの大罪〉の一人？

「おいおい、あいつら あの子を襲う気じゃないだろうな？」

「あんな小さな子を襲うなんて……！」

「そうだぜ！あんな…小さな…」

「小さな……」

　子鬼たちが逃げた先には、小さな女の子…ではなく巨人族の女の子が眠っていた

「巨人族……？」

　そういえば…手配書にこの子に似た女の子がいた気が……。手配書はもっと人相悪かったけど本物は……

「すっごく可愛い！」

「そこ！？」

「そこですか！？」

「え？」

　ホークちゃんとエリザベス王女のツッコミを食らった私は、何が悪かったのか分からず目を瞬かせた

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