〜バーニャ村の異変〜 ページ24
「店の酒はいろんな土地で仕入れてるんだが、バーニャの酒は別格だ！ブリタニア屈指と謳われる名水とその川辺に群生するグルートから造るバーニャエールは各地にファンがいるんだ！」
丘を下りながらお店やバーニャ村のことを話すメリオダス様。しかし、バーニャ村の川には彼の言葉に出てきた名水とハーブがない
「これ…かなり異常事態では？」
うーむ、と考えていると肌を刺すような強い気配を感じ、慌てて周囲を見回す
「どうした？エリザベス、ユーリ」
「…いえ」
気のせい……？ううん…でも、確かに今 何かの気配を感じた。一つは多分聖騎士のもの。でも、もう一つは…精霊と…女神族？でも、女神族は魔神族を封印して肉体を失ったはずじゃなかったっけ？
「おおっ、祭りか！？」
メリオダス様の弾けるような声で現実に引き戻された私は、小走りで三人に追いつく
「おいーっす！」
「ああ…あんたらは時々来る移動酒場の
「今日は、何の祭りなんだ？」
「冗談じゃない！これが祭りに見えるか！？聖騎士様の突き立てた剣を引き抜こうとしてんだよ！！」
広場の中心を見ると、確かに地面に上物の剣が突き刺さっている
「どうして……」
「先日…聖騎士様のお怒りを買ってしもうてな。その御方の魔力を帯びた剣が、村の地下水源全体を封じてしまったんじゃ……」
「このままじゃ、水だけじゃなくグルートも全滅しちまう」
「そうなれば、バーニャのエールは…くそ！！」
「聖騎士って…まさか、昨日メリオダス様が倒した？」
「ん？…ああ。あいつは、聖騎士なんかじゃねえぞ。つーか、本物はあんなもんじゃねえ」
「……え？」
「あの魔力の強さでしたら聖騎士見習いですね」
まぁ…王女様が聖騎士が本気で戦う戦場の最前線に行くはずがないし、知らないのは当然なのかも。多分エリザベス王女は、真綿に包まれて育ったはずだし…
ふむふむ、と一人頷いていると隣を"何か,,が通り抜けていった
「あーあ！みんなして何情けねぇ声出してんだよ！聖騎士の突き立てた剣が何だってんだ！おれのダチの〈七つの大罪〉と〈悪魔の王女〉にかかりゃ、そんなん楽勝だぜ！！」
「…………え？」
悪戯が好きそうな男の子が発した己の耳を疑う言葉の羅列に私は軽く首を傾げた
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鈴 - 名前固定ならそう書いていた方がいいと思います。気にはなりましたが名前固定だと読む気失せる人もいるので。 (3月8日 7時) (
レス) id: 8354ac6e82 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 天乃みなさん» 追記です。ユーリという名前にも一応理由があるのでそのようにしています。…いつ明かすかはまだ決まっていませんが (2021年9月29日 20時) (レス) id: 36cb2cfed7 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 天乃みなさん» はい。名前を変えたら私がちょっと分からなくなるので……。ご不快でしたら申し訳ありません (2021年9月29日 20時) (レス) id: 36cb2cfed7 (このIDを非表示/違反報告)
天乃みな(プロフ) - これって名前固定なんですか？ (2021年9月29日 20時) (レス) id: ec35f73fd4 (このIDを非表示/違反報告)
yuu11da(プロフ) - オリジナルフラグは取れているでしょうか？もし、宜しければご意見をお聞かせ下さい (2021年5月25日 18時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年5月25日 18時
