検索窓
今日:16 hit、昨日:12 hit、合計:87,946 hit

〜王女の回想〜 ページ21

〜一ヶ月前〜

「ここをお開け下さい!」

「もう逃げ場はございませんぞ!」

「国王!」

「国王!」

 聖騎士たちの手によって謁見室の扉が激しく叩かれる。玉座に座す父の隣で怯えることしかできない私は、不安でいっぱいの胸をそっと押さえる

「エリザベス、逃げなさい」

 父は大きく優しい手で私の頭をそっと撫で、私に優しく…同時に残酷な別れを告げる

「一人は嫌です!お父様もご一緒に……!」

「父は大丈夫だ」

「でも……!」

 血の繋がりがない私を実の娘のように可愛がってくれる父を置いて逃げるなど、私には到底できない

「お前は、ユーリを憶えているだろう?」

 ユーリ。リオネス王国の元第四王女で血の繋がりはないけれど、私の妹である少女の名。彼女は11年前、実際は冤罪であるのに私を殺そうとした罪で身分を剥奪され、王国(リオネス)から追放された。私は、妹から家族や子供でいる時間を奪ってしまったことが申し訳なくてずっと謝りたかった。けれど、王女である私が罪人となった妹に会いに行けるはずもなく…いつの間にか8年の年月が経ってしまった

「お前は、国を救う旅の途中でユーリと会うことになる。だから、ユーリに伝えておくれ。"あの時、助けられずにすまなかった。儂たちは、今でもお前を家族として愛している,,と」

「っ…必ず、伝えます」

 私が頷くと、父は満足したように頷いた

 昔、父が教えてくれた謁見室の隠し通路に隠れて謁見室を見ていると、聖騎士の魔力によって謁見室の扉が破られた

「っ……!」

 零れる涙を拭い、決意を固める。必ず、囚われの身となった家族を、聖騎士の横暴に苦しむ民を、救ってみせる…と

〜看板娘の能力〜→←〜店主(マスター)の勧誘〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
131人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 名前固定ならそう書いていた方がいいと思います。気にはなりましたが名前固定だと読む気失せる人もいるので。 (3月8日 7時) (レス) id: 8354ac6e82 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 天乃みなさん» 追記です。ユーリという名前にも一応理由があるのでそのようにしています。…いつ明かすかはまだ決まっていませんが (2021年9月29日 20時) (レス) id: 36cb2cfed7 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 天乃みなさん» はい。名前を変えたら私がちょっと分からなくなるので……。ご不快でしたら申し訳ありません (2021年9月29日 20時) (レス) id: 36cb2cfed7 (このIDを非表示/違反報告)
天乃みな(プロフ) - これって名前固定なんですか? (2021年9月29日 20時) (レス) id: ec35f73fd4 (このIDを非表示/違反報告)
yuu11da(プロフ) - オリジナルフラグは取れているでしょうか?もし、宜しければご意見をお聞かせ下さい (2021年5月25日 18時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アストライアー | 作成日時:2021年5月25日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。