〜店主(マスター)の勧誘〜 ページ20
「これで、一人目が見つかった訳だな…エリザベス！」
メリオダス様は、自分の胸を指差してエリザベス王女に告げる
「残りの六人の件だけどさ、オレも用があって最近 あいつら捜し始めたんだ。情報集めの為に酒場をやりながらな。これで看板娘が増えたら、客も情報ももっと集まる」
メリオダス様が告げる言葉にエリザベス王女は"まさか,,という期待を瞳に宿す
「一緒に…行くだろ？」
「はいっ……！！」
嬉し涙を零しながら笑みを浮かべるエリザベス王女はとても可愛らしい
「これから宜しくお願いしますね、ユーリ！」
「えっと…私は、お店から出て行きます」
迷いを振り切って告げると、エリザベス王女は悲しそうに眉を下げた
「そんな……！せっかく…また会えたのに……」
「理由は？」
「"王国と民を救う,,という大きな目的を掲げるエリザベス王女とメリオダス様の旅路に無力な私が着いていってもご迷惑になるだけです」
「私だって無力です……！」
「エリザベス王女には、国を救うという大きな目的があります。でも、私には何もない。記憶もなければ身分もない。あるのは、弱い魔力だけ。それにもし、私がエリザベス王女を殺そうとしたユーリなら…一緒に旅をするのは危険でしょう？寝ている間に殺されるかもしれないんですよ？」
「そんなことはありえません！あの事件だって…結局冤罪ですもの……」
「でも……」
「邪魔になるから出て行くってんなら認められねぇな」
「どうして……」
「少なくとも、オレとエリザベスはお前を邪魔とは思わねぇ。それに大事な看板娘が居なくなったら困るんだよ。オレたちと一緒が嫌なら出て行け。でも、邪魔だとか迷惑だとかいう理由で出て行くなら許さねえ」
「…傲慢ですね」
「どうする？」
「…残ります」
私の返答に嬉しそうに笑うエリザベス王女に釣られて思わず笑みが零れる。僅かに空気が揺れ、空を見上げると上からホークママが降ってきた
「ナイスタイミングだろ！」
「さっすが、ホークママ！」
「呼びに行ったのは俺だ！」
「さあ、行くぞ 次の町へ！出発だ、ホークママ！」
「きゃあ〜〜〜っ！」
この出会いは 偶然か 必然か。待ち受けるのは 絶望か 希望か。こうして、〈七つの大罪〉を捜す私たちの冒険が始まったのです
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鈴 - 名前固定ならそう書いていた方がいいと思います。気にはなりましたが名前固定だと読む気失せる人もいるので。 (3月8日 7時) (
レス) id: 8354ac6e82 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 天乃みなさん» 追記です。ユーリという名前にも一応理由があるのでそのようにしています。…いつ明かすかはまだ決まっていませんが (2021年9月29日 20時) (レス) id: 36cb2cfed7 (このIDを非表示/違反報告)
pomme(りんご)(プロフ) - 天乃みなさん» はい。名前を変えたら私がちょっと分からなくなるので……。ご不快でしたら申し訳ありません (2021年9月29日 20時) (レス) id: 36cb2cfed7 (このIDを非表示/違反報告)
天乃みな(プロフ) - これって名前固定なんですか？ (2021年9月29日 20時) (レス) id: ec35f73fd4 (このIDを非表示/違反報告)
yuu11da(プロフ) - オリジナルフラグは取れているでしょうか？もし、宜しければご意見をお聞かせ下さい (2021年5月25日 18時) (レス) id: cf9e4ba859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年5月25日 18時
