Tu aimeras les gens et tu vivras fierement

〜ユーレイ騎士の正体〜 ページ6

「…つっても、錆びた鎧の騎士が歩いてるってのはいくら何でも……」

「ははは、ないない！」

　お客様たちの会話が途切れた直後、ギィ、ズシャ、という音が聞こえ、私たちは首を傾げる

「プゴッ…プゴップゴッ なんだ？この錆くせぇニオイ？」

　ホークちゃんの言葉に背筋に冷たい汗が伝う。ホークちゃんの鼻の良さは、この５年で嫌というほど知っている。そのホークちゃんの鼻が捉えたニオイに狂いはない。となると……

「錆……？それって……」

　言葉を遮るように開いたお店の扉。その先には、鎧を着た騎士がいた

「なな…つの……たい…ざ…い……」

「出たぁぁぁぁぁ〜〜〜っ！！！〈七つの大罪〉だー！！」

　ギィ、ズシャ、と錆びた鎧で動く騎士に悲鳴を上げたお客様たちは、慌ててお店を出て行く

「お助け〜！！」

「こ…殺される〜〜〜！！」

　この騎士…怖く、ない？殺気とか威圧感とかないからかな？

「あわわ……」

「……お前、誰だ？」

　数秒睨み合っていたメリオダス様と錆の騎士。その睨み合いに終止符を打ったのは、錆の騎士だった

「お？」

　ドシャアッ、と音を立てて倒れた錆の騎士。鎧の頭が取れ、騎士の中に入っている人の顔が見え、私とホークちゃんは驚きの声を上げた

〜知らぬ感情〜→←すみません、忘れてました(注意事項です)

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