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1話 ページ2

朝から氷屋敷では鴉が騒ぐ声が響く。




冰「起きろA!緊急柱合会議だ!」



『…………』zzz



大きな騒音を前に、一向に起きる気配を見せない少女。




痺れを切らし、鴉が額を嘴でつつく。




冰「起きろ!!」ドスッ




『痛ッ!!何をする!!』




嘴によってやっと起きたようで、機嫌が悪そうに眉を寄せ鴉を睨みつけている。




冰「緊急柱合会議だ!急げ!」



『何故……?』




少女は隊服に着替えながら鴉に問いかけた。




冰「鬼を連れた隊士を裁くそうだ。」




『そうか』




彼女は興味がなさそうに相槌を打った。




『冰、行くぞ』




少女は準備ができたらしく、すでに出発しようとしていた。





冰「A、目を隠してないぞ」






『あぁ、忘れてた。』






冰「全く、忘れるな。家のしきたりだろう。」





『すまない。』




少女は冰に言われて目隠しをつけた。




『さて、行こうか』




この少女こそがが氷柱九条Aなのである。

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作者名:新月 | 作成日時:2024年3月4日 4時

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