逃がさない。離さない【Knmc】

🍇🍇 ページ6

「今日、来てるらしいよ」

「来てるって？」

「刀也くん」

「まじ？！会いに行かないと」
＿＿＿＿＿＿＿

「暁くん」

「げっ、オリバー教授。えっと、何ですか？」

俺何かやらかした？！課題、ちゃんと出したよね！？

「私は、お化けかなにかですか。それより剣持君見掛けてませんか？」

「けん、もち？」

「そうか、君は知らないのか。湊君、灰君、明那君ガク君だけしか知りませんもんね」

え？ディスられた？

「まぁ、いいです。これ剣持君が忘れていったらしいので届けてくれませんか？同じサークルですよね？」

「めんど...湊とかに頼んでくださいよ。」

「次の課題、貴方のだけ他の人より少なめにしますから」

「....分かりました。」

＿＿＿＿＿＿＿

「わかったとは言ったけど、剣持くん何処にいるんだろう」

「やっぱり刀也君かっこよかったね。」

「今日、機嫌悪そうだったよね」

「ねぇ、君達」

「あ、暁くん？！ど、どうしたの？」

あれ？俺こわがられてる？俺なにかしたっけ？

「剣持くん何処にいるか、分かる？」

「こ、購買でプリン買って食べてたよ。」

「そっか、ありがとう😊」

＿＿＿＿＿＿＿

「あ、いた。剣持くん？」

「！！....何ですか」

「ごめん、いきなり肩触ってこれ忘れてたらしいから届けに来たよ。」

「すいません。ありがとうございました」

「どういたしまして」

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Knmc side

どうしよう、肩洗えない。
どうしよう名前呼んでもらえた。
僕に会いに来てくれた。
僕を探してくれた

「剣持君は、甘いもの好きなの？」

「はい。特にいちごとプリンが..」

「いちごもプリンも美味しいよね、俺も好き」

今の録音したら良かった。”好き”って言ってくれた
両思いですね。本当に罪な人。今は、あのおじゃま虫居ないんですね。居たらコロしちゃってる所でした。でも、彼らはコロしませんよ。もし、彼らをコロしたら貴方に嫌われちゃう。でも、コロして精神がズダボロになってる所に僕が優しく声掛けるのもいいな。

「食べますか？」

「いいよ！大丈夫、剣持君が食べたくて買ったなら剣持君が食べなよ。」

「....そうですか。」

「剣持君」

「はい？」

「それ、前見えてるの？」

「見えないこともないです。」

「ちょっとまってて」

あ、あったと言って暁さんはピン留めを取り出し僕の髪に触れた。は？え？？触られた？髪を？

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