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17話 ページ19

夏油side


A「やっぱり休み取れていないですよね…?」


そう言って神風は俯く
まずいことを言ってしまったかもしれない。
神風は一級に上がったとはいえ、術式の危険度で判断されているだけで、実戦経験もなければ、術式に実力がついていっていない為、実際の強さを見れば二級の頃とあまり差はない。
そもそもその神風が一級と同じ任務に行くのは死にに行くような行為だ。悟が付き添う理由はそこにある。


傑「神風、もし君が良ければ悟が忙しい時の体術の練習は私が付き合おう。」


悟には後で文句を言われるだろうが、いくら悟とはいえ1人でこなすのはおそらく無理だ。


A「…いいんですか??」

傑「あぁ、私はね、実は体術には自信があるんだ。ただし、さすがの私でもあの最大スピードにはついていけないから術式は無しで教える事になるけどいいかい?」


あれを食らうとおそらく私は死ぬ。
あの時の悟を見て戦慄が走った。


A「はい!!お願いします!」

傑「分かったこの事は私から悟に連絡しておこう。報告書の作成の邪魔をしてしまったね。私はここで失礼するよ。」

A「ありがとうございます!!」


とりあえず悟にはこのことをメールで送った。
すると5秒後に着信がなる。
…悟だ。


傑「もしも悟『おい!!!!』

悟『何勝手に決めてんだよ!』

傑「だからね、悟君は特級で呪術界最強なんだ。君は忙しいだろ?」

悟『…忙しくてもやる』

傑「無理するな悟。最近ろくに寝れても居ないんだろ?」

悟『…分かった。でも気をつけろよ。あいつが黒閃出した時、あいつ無意識だったんだ。あれは暴走にかなり近い。何かの拍子でまたあれが起こるかもしれねぇ。』


そうか、悟は神風の命を狩り取りに来る一撃を経験してる。それが私たちに降りかかるのを恐れてるんだ。


傑「悟、大丈夫。無理をするような訓練はしないし、術式も使わない。私が教えるのはあくまで体術の基礎とその応用だ。」

悟『分かった。俺が出来ない時は頼む。』

傑「無理はするなよ。他にも何かあれば私たちを頼るんだ。」

悟『おう。』


そう言い電話を切る。
悟はこう見えても優しい。
だから、こういう時は背負い込もうとする癖がある。
これで少しは負担が減るといいが…

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設定タグ:五条悟 , 呪術廻戦 , 夏油傑   
作品ジャンル:恋愛
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狐の鈴 - コメント失礼します 作品も面白いしキャラのイメージ崩さずにかけるのめっちゃそんけいします!!これからも更新頑張って下さい! (11月25日 0時) (レス) @page28 id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます!面白いって言っていただけると凄く励みになります!!出来れば一日1本目標にしているので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (10月27日 21時) (レス) id: 47e8328716 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張っていくので、夢主ちゃんの成長見守ってあげてください! (10月27日 21時) (レス) id: 47e8328716 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - コメント失礼します この作品とっても面白いですね! 時間のあるときに無理せず体調に気をつけて更新頑張ってください! 応援してます! (10月26日 22時) (レス) @page25 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 初コメです!人に攻撃できなくなってるって…前みたいなこと起こさないように夢主ちゃんが無意識にやってるのかなぁ…無理せず頑張って下さい!🤲🏻⸒⸒ (10月24日 23時) (レス) @page25 id: 722d66d651 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ガラス | 作成日時:2023年10月9日 8時

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