16話 ページ18
Aside
先輩休みって取れていますか?そう言おうとしていたら高専に着き、車から追い出されてしまった。
少しくらい聞いてくれてもいいのに、と思いながら仕方がないので校舎の入口に向かって歩き出すとグラウンドにいた七海と灰原がこっちに走ってきた。
灰原「A!!!任務どうだった!」
七海「お疲れさまです。」
A「任務ね、」
何も出来なかった。二級と戦うはずだったけど出てきたのは特級だった。頭では仕方の無いことだってわかってる。
分かってるけど、前に五条先輩に特級になれるよって言われたことを思い出してしまう。
期待されているんだって。なにか逃げる以外に出来たんじゃないかって思った。
A「何も出来なかった。」
灰原「何も?」
A「うん、特級呪霊に出くわして、逃げる事しか灰七「特級!?」う、うん」
七海「怪我は無いですか!」
灰原「五条先輩が居るから助かったね!!」
A「うん、1人で居る時に出くわしたからほんとに死ぬかと…」
そう言うと2人は少し固まった後口を開いた
七海「よく生きて帰ってこれましたね」
灰原「すげぇ…」
A「え?」
灰原「いや!普通に特級に会って、生きて逃げられただけで凄いよ!!!」
七海「そうですね、神風は周りが強すぎるので、ご自身が何もしていないように感じるかもしれないですが、今回悪いのは任務の難易度を見誤った上の判断です。」
そうか、、確かに、最近五条先輩と一緒にいることが多くなり、いつの間にか先輩と自分を比べてしまっていた。
私は現在一級。特級の術師と階級だけで見れば1段の差だ。
ただし現在特級は日本に3人しかいないそれを見ればどれほどの差があるか分かる。
A「そっか。考えすぎてた、自己肯定感低いな〜私
ありがと!七海!灰原!」
灰原「おう!」
七海「いえいえ」
A「じゃあ私報告書書いてくる!」
教室に戻り報告書を書いていると教室のドアが開いた
傑「あれ?神風1人?悟は?」
A「五条先輩ならもう1件任務あるって言ってました」
傑「はぁ…あいつはあれ程休みを取れと言っているのに」
A「やっぱり休み取れていないですよね…?」
理由は何となくわかる。五条先輩は多分フリーな時間に私の体術や任務を見てくれている。
早く強くならなきゃ…そう考えていると夏油先輩が口を開く。
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狐の鈴 - コメント失礼します 作品も面白いしキャラのイメージ崩さずにかけるのめっちゃそんけいします!!これからも更新頑張って下さい! (11月25日 0時) (レス) @page28 id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます!面白いって言っていただけると凄く励みになります!!出来れば一日1本目標にしているので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (10月27日 21時) (レス) id: 47e8328716 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張っていくので、夢主ちゃんの成長見守ってあげてください! (10月27日 21時) (レス) id: 47e8328716 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - コメント失礼します この作品とっても面白いですね! 時間のあるときに無理せず体調に気をつけて更新頑張ってください! 応援してます! (10月26日 22時) (レス) @page25 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 初コメです!人に攻撃できなくなってるって…前みたいなこと起こさないように夢主ちゃんが無意識にやってるのかなぁ…無理せず頑張って下さい!🤲🏻⸒⸒ (10月24日 23時) (レス) @page25 id: 722d66d651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガラス | 作成日時:2023年10月9日 8時