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それから三週間、稽古をみっちりして今日本番をむかえる

私も衣装や演技指導など、手伝えることは手伝った



貴方「………」

万里「なーにしけた面してんだよ!」

貴方「万里君…」

万里「俺たちが負けるわけねぇだろ」


そう言いながら微笑んで頭を撫でてくれた
その優しさに緊張がすこし解けた


貴方「うん…信じてる」


そう言って私も微笑み返した



十座「摂津、最終確認やるから来い」

万里「あぁ?てめぇが指図すんじゃねぇよ」

十座「監督命令だ」



こんな時だからかいつも通りの二人が微笑ましい

太一「Aチャン!」



後ろから、愛しい人の声がした

貴方「太一君…!公演、頑張ってね!舞台の近くには行けないから客席からだけど応援してるね!」

太一「うん!…この公演が終わったら俺っちもAチャンも少し前に進めるよね…?」

貴方「…絶対、進める」


私は太一君を抱きしめた


貴方「ありがとう。この公演を受けてくれて。…私ね、皆んなが私のためって頑張ってくれたの嬉しかったの」

太一「…うん。俺っちもAチャンの為に頑張れるの嬉しいっスよ」


そう言って太一君も抱きしめ返してくれた




こんな時に変化かな…
こんなにも彼が愛しい


太一「じゃあ、最終確認あるんで行ってくるっス!」

貴方「うん!頑張って!いってらっしゃい!」

太一「いってきます!」


最後に私の大好きな笑顔を見せて太一君は舞台に行った





よし!私も最後の最後まで集客に専念しよう!


そして私はカズ君がデザインしたフライヤーをもって宣伝していた


貴方「本日午後より、野外ステージにてMANKAIカンパニーの公演が行われます!是非観に来てください!」


元々から広告をしていたおかげか、今日はいつもより人が多い気がする


MANKAIカンパニーはGOD座より知名度低いから頑張らないと…!






レニ「おやおや、フライヤー配りかな?お疲れ様」



貴方「…お疲れ様です神木坂さん。いいんですかこんな所で油売ってて」

レニ「公演前に君と話がしたくてね」


余裕だとでも言うような態度で私を見ていた



レニ「もうGOD座に移籍する準備はできたか?荷物をまとめるのも大変だろう?」

貴方「…いいえ?その必要は無いので」

レニ「…本気か?一つ言っておくがこの話は私やGOD座の為だけではない。MANKAIカンパニーの為でもあるんだぞ?」

貴方「……は?」

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作者名:カリン | 作成日時:2017年9月7日 21時

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