68話 ページ20
Aside
わたしが準備を終える頃、触手を破壊する権利を得た7人が、一斉に触手を撃ち落とす音がスマホを通して聞こえた。
「作戦…開始!」
それから数秒後、カルマくん達によってチャペルが破壊され、作戦開始から35秒後、今度は片岡さん達がフライボードを操って水圧の檻を作り、殺せんせーをその中に閉じ込める。
水圧の檻ができたのを合図にわたしはライフルを持って浜辺へと走り出す。
オトリの役目はこれで果たせたはず。
殺せんせーはきっと次々と変化するフィールドに混乱している。
「53秒経過。一斉射撃を開始します。照準•殺せんせーの周囲を、全周1m。」
律の実況を聞きながら遠くにいるみんなを見守り、ライフルの照準を合わせ狙いを定める。
触手を破壊した7人と律で殺せんせーを一斉射撃。
「殺せんせーは、当たる攻撃に敏感だ!」
「…だから、あえて先生を狙わない!」
スマホを通して聞こえる磯貝くんと中村さんの声。
「弾幕を張り逃げ道を塞ぐ!」
寺坂くんの声とさらに聞こえてくる射撃音。
「かーらーの♪」
速水さんと千葉くんの射撃でとどめを刺す!
「ゲームオーバーです♪」
律の合図で殺せんせーを狙い撃つ2人。
作戦開始から…ちょうど1分。
みんながいるはずの沖で凄まじい閃光と共に大きな爆発が起きた。
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文字数の関係で次へ行きます。
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作者名:麻倉 真音 | 作成日時:2020年5月5日 23時