Reason -Yuta.N- ページ4
『裕太くん。その髪いい。すごいいい。超好み』
「え、ありがと」
『やっぱ白ってかわいいよね。モフモフだし』
頭に手を伸ばすと裕太くんはちょっと屈んでくれた。
うん、やっぱりモフモフ。
裕太くんがカラーチェンジしたって聞いて急いでトレーニングルームに見に来たら、ものすごく白くなっててビックリした。
もはや私の好み知ってたのかと錯覚するレベル。
「Aちゃんって髪白いのが好きなの？」
裕太くんと一緒にいた小森くんが興味津々な顔で訪ねてくる。
よくぞ聞いてくれました。
『そうなの！前に小森くんが白くしてたでしょ？私あれすっごい好きだったの！』
「えっまじで！？」
『本当！あれから白い髪かわいいなって思うようになって』
「うわめっちゃ嬉しい！また白くしよっかなー」
『楽しみ！Love You Moreの小森くんほんとにツボなんだよねー。いまだにPVドキドキするし』
「ちょ、照れる」
『誰にも言ったことなかったからまさか裕太くんが白くするとは思ってなかったけど。ね、裕太くん』
裕太くんの方を見ると、なんでかむすっとしてる。
…怒ってる？
『あの、裕太くん？』
「裕太くん？どした？」
小森くんも急に機嫌を損ねた裕太くんを不思議そうに見てる。
私、なんか変なこと言ったかな…。
小森くんと顔を見合わせると、裕太くんが口を開いた。
「…………の…」
『えっ？』
「ん？」
モゴモゴしてて聞き取れない。
よく聞こうとして耳を寄せると、突然裕太くんに腕を引かれた。
『きゃ…』
そのまま私は裕太くんの胸の中へ。
身長が足りない分、私の頭はちょうど裕太くんの胸に埋まる。
少しの汗と裕太くんの匂いが混ざったものが鼻からいっぱいに入ってきた。
「Aは俺のだから。隼にはあげない」
今度ははっきり聞こえた裕太くんの言葉。
もしかして、小森くんに妬いてた…？
「Aも、あんまそういうこといろんな人に言っちゃ駄目」
『は、はい』
裕太くんの腕の力が少し強まる。
でもここはトレーニングルームで、目の前には小森くんがいて。
妬いてくれるのはすごく嬉しいけど…自覚するとものすごく恥ずかしくなってきた。
私、たぶん今耳まで真っ赤になってる。
密着してるから、私のうるさい心臓の音も裕太くんに筒抜けだし。
どうすることもできず固まっていると、小森くんの家でやれ！という声が室内にやけに響いた気がした。
翻弄上手 -Ryota.K-→←コンプレックス -Alan.S-
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ゆと(プロフ) - りあさん» コメントありがとうございます。大変失礼致しました。修正しました。 (2015年2月11日 17時) (
レス) id: 05ad7016c2 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - いきなりごめんなさい亜嵐のローマ字表記はALANですよ (2015年2月7日 11時) (レス) id: 601b6c9cb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆと(プロフ) - さんさんめさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしていただけて安心しました…！更新頑張っていきますのでお付き合いよろしくお願いします。 (2015年1月29日 19時) (レス) id: 05ad7016c2 (このIDを非表示/違反報告)
さんさんめ - めっさ きゅんきゅんします !! ＊\(*'ν'*)/＊ 更新岩張って下さい ！ (2015年1月14日 22時) (レス) id: 240a59d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆと(プロフ) - ゆうひさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります！ (2015年1月9日 21時) (レス) id: 05ad7016c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆと | 作成日時：2014年11月19日 0時
